裏世界ピクニックって批判が多いよな。

裏世界ピクニックって批判が多いよな。

 

なんか世界ピクニックと名前勘違いしていた例のアニメです。

 

結構批判多いっすよね。

 

  • ホラーじゃなくて百合じゃねーかだとか、
  • グリッド解決しないで先進むんじゃねえよとか、
  • 自分から裏世界に入っていくのか…(困惑)とか、
  • 味方かと思ったら化け物でした的な展開多すぎるとか、

 

 

 

まあ、おおむね同意。同意も同意ですよ。

 

まず主人公たちに共感できないというか、なんでそこ問題をスルーするの!?ってところがいくつかあった。

 

まずグリッド。

グリッドとは、裏世界における地雷みたいなもんで、特定の空間に何かモノが入ると、ぐちゃってなる。運がよくてケガ、悪くて切断や死亡。しかも視認できない。モノを投げて進むしかない。

そういうものが裏世界にはあるよって主人公たちは気が付くんだけど、そして一応一旦は対策するんだけど、以降忘れてるんだよな。

いやいやいや。お前らいつか死ぬよ?

なんかさあ…博士っぽいのがそういうのが分かるゴーグルみたいなのを作るとかさ…そうすればガジェット感あって探検家があってなんかワクワク感がアップすると思うんだよな。あと中盤とかから主人公の一人が魔眼に目覚める宙に展開もあるし。

そんな感じで解決方法があるんだし。解決してから先に進めと言いたい。

 

 

そして次に「自分から気軽に裏世界に行こうとするな!」という問題。

あんなやべー世界なのに、主人公たちが全然ビビってない。まあ怪異に接触した時はさすがに焦るけど、現実世界に帰還した際に「楽しかったーまた行きたいね」みたいな空気を出すのがさあ。もう共感できないんだよなぁ。頭お花畑なのか狂人なのかさ。

ゆるゆり成分はいいけどさ、そこをもっとホラー百合にできなかったのか?ホラーと恋愛ってめっちゃ相性いいじゃん。もっと極限状態で恋に発展してくれよな!

ってかもっと主人公たちを追い詰めて欲しい。結構こいつら無双するし。

まあ一応、主人公の一人が、裏世界ではぐれた仲間を探しているみたいな、裏世界に行く理由みたいなのはあるから一応性懲りもなく行く理由はあるんだけども。なんかもっとここは切羽詰まった理由があってもいいと思うんだよな。

はぐれた仲間を探すって、まあ時空のねじれ的なのがあるかもだし、相手は数分の出来事だったみたいな希望はあるかもしれないけどさ。「いや普通死んでるでしょ絶対!こわいよー!行きたくないよー」って思うんだよな。

だから呪いとかでエストクリアしないと死ぬとか、そういう切羽詰まった理由なら「仕方ないか…」って納得したかもしれない。

 

そして「化け物が味方に化けているかも問題」

”相方がおかしくなって、ふらっとどこかに行ってしまう”。

そういう展開が印象に残った。何回かは数えてないけど、2~3回くらいはやったかもしれない。

あれ?これ主人公たちずっとおかしくなってない?」って思うんだよな。現実世界に帰還した後も。共感ができないんだよなぁ。

それから、なんでも起こりうる裏世界だからこそスワンプマンみたいに相手が実は精巧にできた化け物なのではないかみたいな。そういう懸念がすごいあって不安感があるよな。

現実世界に帰還しても「もしかしてここは現実世界ではなく、現実世界に酷似した裏世界なんじゃね?」みたいな。

まあそれはそれでホラー感があっていいかもしれない。

ただ前述したグリッドの問題みたいに、問題をスルーするなみたいなツッコミを入れたいね!

そういうもやもや感がある。もっとこう、合言葉を設定するだとか、化け物か味方かを判別するチェック的なのを出して俺を安心させてほしい。

 

 

まあ、まとめると…なんというか…

 

裏世界のガチ感に対して、主人公たちがゆるふわだから共感できない

 

かつ

 

主人公補正で解決しなくても生き残ります的な、

 

そんな納得のいかなさがあったな。

 

 

 

まあ、でも正直、ホラーとしてはちょっと評価している。

日常を侵食する恐怖っていうんですかね?

序盤で現実世界なのに化け物が出てくるみたいな展開あるじゃん?

顔のでかいおばさんが、博士的なキャラに突撃するやつ。あれは評価したい。

 

なんかほかに見たコメントに「ホラーとしても中途半端」みたいなことが書いてあったけど、そこそこ怖くない?

まあ百合とか、化け物討伐可能だとか、そういう別の要素で薄まってる感は否めないけど。

 

あと、片方が認識して、片方が銃を撃って怪異を殺す、という設定自体は中二病的で好きだな。

まあ、倒せちゃうとなんかホラーとしての恐怖が薄れるみたいなところあるけど。まあそれはそれとして、ね。

じゃあバイオとかはどうなんだよみたいな。バイオハザードもレオンが敵倒してかっけーみたいになってる半分アクションげーみたいな。あとクロックタワーのやつ(3か4あたりが完全に魔法少女クロックタワーがあるらしい)

 

つまるところ何が言いたいのかというと、感想でこの作品が少しも光るところがないみたいに言われるけど、そんなこたーない。一部分は光ってた!確かに!

そう、これは逆ハロー効果だよ。悪いところが目に付くと、全部悪いみたいに思っちゃうやつだよ。

 

言うならば陰陽玉ですよ、つまりいいところも悪いところも同居しうる。そういう感じです。それが陰陽の道。

ドーマンセーマンですよ。