ドーナツの穴はゲシュタルトで説明できる

ゲシュタルトについて。

 

(注意:この記事はうろ覚えと聞きかじりの知識を披露するものです。過度な信頼はご注意ください)

 

ゲシュタルト崩壊って知ってるかな。

 

トリビアの泉とかでやってた、何度も同じ文字を書くと「あれ?こういう文字だっけ?」って心になるやつ。

 

ではゲシュタルトとは何なのか。

ニーアゲシュタルトとかそういう雰囲気ゲーがあるらしいが、多分ゲシュタルトと関係無さそうだよね。)

 

まずその前に、「あらゆる存在」についての話をしたいと思う。

 

「あらゆる概念、物質」は、それを構成する要素がありますよね?

 

例えば石ころだとしたら、その中にある分子が集まって構成されている。

人間は肉と骨と血とか、たんぱくしつやDNAだとか、ゴルジ体とか小胞だとか、そういったもので構成されている。

音楽は、ドとレとミと~ト音記号だったり、バイオリン、ピアノ、作曲家、演奏者、スピーカー、などから構成されている。

将棋の必勝法も、囲いや攻め方だったり、定石とかAIだとか、

 

ほとんどの身の回りのものは、複数の要素でそれが成り立っている場合がほとんどだと思います。

 

では例えば、オムライスを例にしてみます。

 

卵焼きを作るだけでは、オムライスではない。

チキンライスだけではオムライスではない。

卵焼きとチキンライスを合体させて初めてオムライスになります。

 

では、卵焼きに一粒だけチキンライスを乗せれば?

それは理論的にはオムライスですが、感覚的にはオムライスではない。

 

 

 

オムライスと人が認識して初めてそれがオムライスになる、というわけです。

 

すなわち、「そのオムライスになった!」という感覚ががゲシュタルト、というものらしいです。

 

つまり、人間が認識するあらゆる存在がゲシュタルトであると、いうことになります。

 

イヌを見て、人が「ああ、タンパク質や細胞、DNAだなぁ…」と感じるのではなく「ああ、イヌだなぁ」と感じることこそゲシュタルト

 

それを構成するパーツを一つ一つ認識するのはめんどくさいので、ひとまとめにして感じるようにしたものこそが、ゲシュタルトということになります。

 

つまりゲシュタルト崩壊とは、そのパーツ郡をひとまとめにしていた意識が、何らかの原因でなくなり、パーツパーツで捉えた状態に戻るということ(らしい)です。

 

まあここまでが前置き、知識のひけらかしフェイズです。

 

 

 

 

 

 

そして思ったのです。

 

わかりやすくするためにお菓子作りに例えますが、

 

 

例えばドーナツがあるじゃないですか。

 

あれって、ドーナツという「ゲシュタルト」を、小麦粉卵強力粉砂糖チョコレートなどで表現したもの、という考えもできるのではないか。

 

つまり構成要素である、小麦粉卵強力粉砂糖チョコレートがあるからドーナツというものが存在するのではなくて、

 

ドーナツという感覚がまず先にあり、それを表現するために小麦粉卵強力粉砂糖チョコレートを使用しているだけということになる気がしたのです。

 

 

 

 

初音ミクに例えるならば、初音ミクを絵の具で描いても初音ミクだし、パソコンで書いても初音ミク。シリコンで作っても初音ミク

つまり先に初音ミクというキャラクターがあって、それを表現するためにパソコンを使うか、絵の具を使うかにすぎない。

 

 

そうなんとなく思ったのです。

 

 

つまり、今まで私がドーナツに対して思っていたことはこういうことだったのです。

ドーナツってなんで穴が開いているのか?

 

ドーナツと言うゲシュタルトを作り出すため。

 

そう考えると、お菓子作りや料理というものはゲシュタルト的なものであると言えるでしょう。

 

なんで飾りをつけるの?ゲシュタルトがそうなっているから。

なんで穴をつけるの?ゲシュタルトがそうなっているから。

 

つまりドーナツの穴は、そういうことだったんですよ。

ドーナツの穴が閉じていたとしても、ドーナツだと皆が認識すればドーナツということです。

いわば箱のようなものであり、その箱の中にどんなパーツを入れても、箱が忘れ去れたり壊れたり否定しない限りそれはドーナツということになります。

 

 

 

 

 

 

 

まあ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だからなんだって話なんですけどね