あらゆる分野でアマチュアがプロレベルになれる”かもしれない”方法

 

 

突然だが、

 

プロとアマチュアの違いってなんだろう。

 

 

ここでいうプロとアマチュアとは、漫画家でも、イラストレーターでも、小説家でも、何でもいいが、

創作には、お金をもらってそれで生活している人と、趣味でそれを作っている人にわけられるわけです。

前者をプロ、後者をアマチュアをこの記事では呼びます。

 

 

まあ、違いと言えば当然、

 

プロはお金をもらっている。

 

マチュアはお金はもらえない。

 

 

そして、皆さんはお金を稼ぐことは好きですよね。

仕事をする理由は、9割型金のためじゃないですか。

コンビニで一時間1万円とかだったら、すげーやる気出るじゃないですか。

つまり金をもらうことは仕事をする強い動機、モチベーションなわけですよ。

 

 

だからこそ、

 

プロは金銭的な理由からモチベが保てる。

マチュアは金銭的な理由からモチベを保つことができない。

 

 

 

そして、たいていの人は、お金を稼がないといけないわけですよ。

いわば、時間でお金を買っているわけです。

 

 

プロは本業で金がもらえるわけですから、絵の練習がそのまま仕事になるわけです。

プロのほうが使える時間が長く、その分上達が早い。

 

でもアマチュアはお金がもらえない。趣味なんだから。だから他に仕事をしつつ、絵の練習をしないといけない。

マチュアは使える時間が短く、上達が遅い、というわけです。

 

 

 

つまり、プロのほうが有利なわけですよ。

今行った理由から、プロが優遇されているシステムなわけです。

 

 

 

ともすれば、アマチュアのほうが難易度が高いのではないだろうか。

 

一般的にアマチュアよりもプロのほうが偉い立派だというイメージがありますが、

 

こういう視点からならば、アマチュアのほうが偉いのではないだろうか。

 

金も貰わずに、完全に趣味のために創作するアマチュアのほうが、純粋で尊いのではないだろうか。

 

 

 

 

やおいおい待てよ。

 

金銭的な価値観からすればそうかもしれないが、

やはりプロはビジネスだから、金をもらってる分、その分責任も大きいわけだぜ?

 

一度始めた作品は、終わらすまで中断してはいけないし、ちゃんと締め切りも守らないといけない(富樫除く)。もしくは続けたい作品も打ち切られるかもしれない。

作品がつまらなければ悪口をネットに書かれる。

それはプロである以上仕方がないことだ。

 

だから、そんなのを気にせず、自分の好きなものを作れるアマチュアのほうが、楽かもしれない。

 

どれだけひどい話だろうと、エタっても、誰にも文句は言わせない。だって金もらって無いんだもの。それがアマチュアの強みなんだから。

 

まあプロも自分が好きなものを書いて売れているやつもいますけどね。作画さえよければ売れる的なところがあるし、まあそこは人によりけりな部分はあるわな。

 

 

つまり、プロとアマチュアは、全く別のフィールドなわけですよ。別の土俵なわけです。

 

 

 

 

まとめると、

プロの利点は、

金銭的なモチベがある

それに賭けられる時間が多い(上達が早い)

プロの欠点は、

責任が大きい。

好きなものを作れるとは限らない。

 

 

マチュアは全くその逆。

 

マチュアの利点は

好きなものを作れる。

責任がない。

マチュアの欠点は

金銭的なモチベを得ることはできない

賭ける時間も短い(上達が遅い)

 

そういうことですわ。

 

 

 

言い方を変えるならば、

 

プロは他者にとって良い作品を作らねばならず、

マチュア自分にとって良い作品を作らねばならないということです。

 

 

プロはお金をもらうわけですから、他人にとって得となる作品を生産しないといけないし、もしそれが作者にとって作るのが嫌でも、金がもらえるならモチベーションが保てるし責任もあるから続けられる。

 

マチュアは金銭的なモチベーションがないわけですから、自分のために作品を作らないと、モチベーションが保てず続けることができない。

 

 

と、ここで思うことがあるわけですよ。

 

それはプロが幼少期の頃から絵を書いているやつ多いことの理由です。

 

大体有名な絵描きや漫画家って、大体子供の時から絵を書いてること多いじゃないですか。

 

8割、いや10割近いかもしれない。

逆に大人になってから絵を書き始めてプロになった人って、めちゃくちゃ希少なんじゃないだろうか。

 

 

それがなぜ先程の話とつながるというと、

 

つまり、プロだろうがなんだろうが、誰でも最初はアマチュアだったじゃないですか。

 

んで、子供の頃、アマチュアとして絵を書いている、漫画を書いている。

誰にも公開することなく、ただひたすら自分のために絵を書いている。

 

そういうのって、楽しいじゃないですか。

 

他者のために作品を作るのではなく、純粋に自分のために作っている。

(逆に言うならば、自分のために作れなければ、モチベが保てず作るのをやめてしまう。)

 

子供だからというのもあるかもしれない。

 

だから続けられる。

 

続けられると上達する。

 

だからプロになれる。

 

これが、プロが子供の時から作っていた人が多い理由だと思います。

 

 

 

しかし、大人になってから絵を書き始める、漫画を書き始めるのって、ある意味難易度が高くなると思うんですよ。

 

何故ならば、どうせならネットに公開するじゃないですか。自分が描いた漫画を。イラストを。

 

すると、数値化された評価だけ気になるじゃないですか。いいね数だったり、閲覧数だったり。

 

自分は基本的に「他人の意見なんて気にしねえ」的な態度を取っています

 

ですが、この俺でさえ、いいね数閲覧数がどのくらい増えたか確認することがテンプレ化しているくらい、他人の評価が気になるわけですよ。

 

それって、自分の楽しさを優先しているとはいえないよな。

 

つまり、続けるのが難しいということです。

 

 

まあ、一応、その数値が高得点を取れれば、モチベが保てるじゃないですか。

 

でも、誰しもそんなわけじゃない。

 

最初から上手いってことは、ないわけじゃないですか。

だからやめてしまう。続けられない。

 

 

 

 

 

だからこそ、思うのです。

 

自分の作った作品をネットに上げるというのは、一長一短であると。

 

モチベーションが高まるならば、ネットに上げることは良いことだと思うのですが、

 

逆に、評価が低くてモチベが下がるならば、公開しないことこそが、プロに成るための最短なのではないか。と。

 

公開せずに、自分がいいと思う、自分が気持ちよくなる作品を作ること。

 

つまり、いうなれば山籠り。

 

表舞台に立たず、ただひたすら己の力を磨き上げる。

 

そんな、遠回りとも思える行為こそが、近道だったと。

 

ヘンリー・ダーガーという、無名の人が、誰にも公開せずに『非現実の王国で』という作品を何十年も自分のためだけに作り続けたように、自分のためこそが、続ける強いモチベに成るのではないか。

 

 

そういうこともあるかもしれないし、ないかもしれない。

 

ネットにうpしたほうが、やる気が出るって人は気にしないでくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、自分の体験談なのですが、

 

「プロは続ける責任がある」と私は言いましたが、アマチュアでも、人によってそういった『続ける責任』があるわけですよ。

 

「読者がこの作品の続きを期待している!」と思って、それを一つのモチベとして俺はなろう小説を描いていたわけです。

 

ですが、描いているうちに、色々とアイディアが浮かんできて、今作っている小説以外のネタを作りたいと思うわけですよ。

 

しかし俺は、今作っている作品に縛られているわけです。

 

すごい面白いネタを考えたのに、考えたその日からそのネタを使うことができない。

 

これは、長年ボクのストレスとなっていたように感じます。いわば『課題』でした。

 

これこそが、ネット公開することの罠、呪縛とも言えるでしょう。

 

ですが、「いや別に中断してそのネタで書くけど」「別に読者が続き読みたいとか言っても、こっちにはこっちの事情があるし」と割り切れる方ならば、無用のアドバイスなのかもしれません。

 

まあ、どちらにせよ。プロだろうがアマチュアだろうが、自分のために作れるのが強いと私は思います。