親について

 

好きあらば自分語りをしようと思います。

 

自分の親について。

 

自分の親は、全く毒親ではない。

 

むしろ一般的な倫理からしてみると、いい人たちです。

 

ですが、正直俺は、親が好きじゃなかった。

 

まあ今は正直、頭が上がらないというか、よく俺みたいな子供を見捨てなかったなみたいなことを思っているというか、恩を感じているんですけど

 

まあとにかく、昔は正直好きじゃなかった。

 

正確に言うと、本当に0~10歳とか、そういう物心つくかつかないかと言うときには、好きだった、と思う。

 

でも10~20くらいのときは、なんか、速く家を出たいなとか、そういう感じだったんですよね。

 

別に、怒鳴るだとか、ネグレクトだとか、そういう毒親と言われている人たちとは、比べるまでもなく、比べるのが失礼なほど、良い親だと思うんだけど、

 

なんというか、価値観が合わないなって思ったんですよね。

 

 

そうだな・・・例えば、家について。

 

自分が住んでいる、親が購入した家は、正直あまりいい家じゃないというか。

どういう経緯なのかわからないけど、もしかして安かったからコスパはいいのかもしれないというか。

 

親戚の家と比べて、なんというか、あまり上等じゃないというか。

 

なんでこの家だったん?他にもっとなかったの?買うならもっとさあ…みたいな。

 

 

そして、ものを捨てられないというか。

 

あまり使わないもの、必要ないものを買って家に置いておくみたいな。

 

一方自分は、どちらかといえば、ミニマリスト的な理想を持っていたので(あくまで理想であり、物を捨てられない性質であることには違いない)、

なんでこういうのを買うんだろうみたいな。

 

こんなのそんなに使わないだろとか、

 

むしろここに金を使いたいと個人的に思う場面に使ってくれないというか、

 

とにかく自分の価値観とは違うお金の使い方をする。まあ自分が稼いでいるわけじゃないから口出しなんてできないけどね。

 

まあそれはいいんです。そのくらいは。

 

自分が嫌だったのは、部活についてですよ。

 

部活というか、クラブというか。

 

体操部みたいなのがあるじゃないですか。

 

鉄棒みたいなのをぐるぐる回ったりバク転してりするやつ

 

アレのクラブを俺は入らされていたんですよね。

学校じゃないけど、そういう、道場的な?

 

そういうのって結構、毎日同じことを繰り返すみたいなところがあって、

正直つまらないなって。

 

このスポーツが好きでもなかったし。

 

でも辞めたいって言っても辞めさせてもらえなかったし。

 

なんかこう、「ここで辞めたら将来うんたらかんたら」みたいな感じで言いくるめられるんですよね。

 

大人って、ズルいよね。中身子供のくせに、子供よりも自分が絶対的に正しいみたいな自身を持っている。

 

今にして思えば、そんなんに金使うより、もっと子供の興味の持つものとか、子供が楽しいと思うものに金を使うほうが、良いと思うんだけど。

 

っていうか、そうじゃないと絶対上達とかしないというか、意味ないと思うんだよな。

 

惰性で続けてたし。押し付けられたものはそうするしかないんだよ。

 

 

 

そう、だから正直、一般的に見れば全くもって良い親ではあったんだけど、

 

そのことをこの前言ったら、謝られたし。

普通にそのころはそれが正しいと思ってやってたと思うんだけど。

 

でもまあ、当時の自分が親を嫌いだったことは確かだし。

 

でもまあ、同時に、社会の責任から逃げている自分を、見捨てない親も確かなわけで。

 

 

なんというか、好きと嫌いが同居しているというか、

 

それが普通だと思うけどな。完璧な人間っていないわけじゃん。

 

親の責任とか、親ななになにだとか言ったって、完璧な親はいないわけじゃん。

 

 

 

まああと、完璧な親だったら、今でも親にご飯作ってもらっている負い目があっただろうし。(まあ実際今も親に対して負い目はあるが、この経歴があるからこそ俺は自尊心的なものを保てているわけで)

 

 

つまりダメなのは自分も同じなんだなって。

 

でもまあ、だとしても、親がどうしてあのとき俺の好きなようにさせてくれなかったのか、とか、どうしてクラブを辞めさせてもらえなかったのか、そうすれば俺はもっと幸せになっていたかもしれないだとか、そう思うのも事実ではあるし。

 

 

なんというか、その俺自身の、ダメなところ、負の側面を、俺は否定したくないなと。

責任転嫁気味かもしれないし、親が完璧だったとしても自分がダメなのは変わらなかったかもしれないけども、どちらにせよ俺はそれを否定したくはないなって。

 

 

それを否定したら、整合性がないわけじゃん。嘘なわけじゃん。

っていうか疲れるじゃん。