法律と正義 獣性と仮面 本能と理性

 

 

 

法律、ルール。

 

 

それはまあ、言ってしまえばプログラムのようなものである。

 

言ってしまえば国としてのお約束事である。

 

昔はそういう確固たるルールがないから、何か罪を裁くときには、偉い人の独断で罰を与えていたとかなんとか(詳しくは知らんけど)

 

だからこそ、罪を裁く人の心理状態如何で、罰の重さはどうとでも変動するわけですよ。

 

例えば、罪人がイケメンか美女だった場合、罪を軽くしようとすることもあっただろうし(現代でもあるらしい。恐ろしいことに)

 

あと罪人がお偉いさんの親戚とかだったら罪が軽くなるというのもあっただろうね。普通に。侍は平民切っても無罪だとか。

 

だがそれは正義じゃない。

 

それはよくないからこそ、法律というものが生まれた

 

法律に従うことによって、身分の違いによらず、全員公平に、平等に罪を裁くことができる

 

それに、既存のルールに照らし合わせればいいわけだから、その際の時間も節約できる。

 

もしAという事件が起きて、一度判決をすれば、次からBという似たような事件はその判決を参考にすればいい。

 

 

まあ自分は専門家でも何でもないから知らんけど。法律には多分そういうメリットがある。

 

 

 

だからみんな法律を守ろうとする。偉い人も人を殺したら罪になる。

 

 

 

 

でも、法律って、そんなメリットだけのものだろうか?

 

いやそんなわけない。

 

まあ確かに、法律は、99%以上、正しい(はず)である。

 

でも、中にはオカシイ法律というものがあるよね。

 

例えば交通ルールでは、絶対に守ることができない不可能なルールがあると、そういう雑学を聞いたことがある。

 

その場合、そのルールは無視していいということになっているらしい。なんだそりゃ!?

 

他にもま、嫌な法律あるよね。

 

最近争っている、税金に関する法律とかも、中小以下の人の税金が重くなるとかなんとか。

 

宗教が税金面で優遇されていたり、ストゼロのアルコール成分量だったり、

 

俺は思うのだけども

 

ルールというのは、ルールでしかなく、そこに正義、合理性があるかは関係ないのだと。

 

そう思うのですよね。

 

 

一応、99%以上の法律は、正義に則っていると思うんですよ。

 

でも確実に正義なわけじゃない。すべてが正義なわけじゃない。

 

 

 

 

言ってしまえば、「法律」とは、「正義」を模倣したニセモノの正義なのであろう。

 

正義は、人が生きる上で完全に倫理性や合理性に合ったものである。その言語化できない観念とかクオリア的なものであると仮定して、

 

法律はその正義を模倣し、プログラミングしていく。抽象的な概念を文字にしていったものであると思うのですよ。

 

 

たとえ話として、”宇宙人に「赤」という概念を教えなさい。”というやつがあるじゃん?

あれと同じように”「正義」を文字として書き起こしなさい”というのが、「法律」なのであると。

 

 

だからこそ、特定の確率で齟齬が生まれるわけですよ。だって法律は正義と似ているが、正義とは非なるものなのだから。不完全なものなのだから。

 

 

くわえて、売国奴が日本の中枢にいるので、法律が好き勝手に作られているのは、当然なわけですよね。

 

 

 

だから、「法律=正義」「絶対に法律は守らなくてはいけない」

というのは、”厳密にいえば”間違いなわけですよね。

 

(かといって積極的に破っていこうというわけではないが)

 

 

ネットのツイッターとかで「法律は絶対だ」とかいう意見が散見して、それはまあ確かにそうなんだけど、なんというか、それに対してちょっと不安な印象があるんですよね。

 

こいつらは理不尽な目に合う法律も従うのかなと。正義にのっとってない、悪そのものを体現した法律が成立しても従うのかと。

 

まあ日本が、バトロワの世界みたいに狂うことなんて、まずありえないとは思うんだけどもね。

 

 

 

 

でも、最近、ちょっとそういう関係の事件が起こったわけですよね。

 

山上容疑者の首相暗殺事件。

 

これって、結構「法律と正義」に関する出来事なんじゃないかと。

 

というか、まあ革命全体に言えることですよね。

 

 

 

この前書いた記事にも行ったけど

 

革命というのは、権力者が怠惰傲慢になり生まれるものだと。

 

そして権力者は、法律で市民を押さえつけようとするわけで、そして市民はそれに対して暴力で対抗するしかないのだと。

 

そして前述の「法律は絶対に正しく従わなければならない」という倫理性では、ここで悪いのは市民であり、正義は権力者じゃないですか。

 

 

 

なんというか、まあ、確かにね?

「法律には従わないといけない」という観念は、現代においては99%以上正しいことが多いよ。

 

でもまあ、残りの1%を無視すると、権力者にいいようにされたときになんかもう、全員不幸になるんじゃないかなって。

 

それが正義なのか?

怠惰な豚に従うことが正義だって?

 

法律が絶対的に正義、法律=正義ならば、法律に従うことは絶対正義だが。

実際には「法律≒正義」なんだよなぁ

 

 

 

 

 

 

なんというか法律というのは、結局のところ仮面でしかないのだと。

人は獣であるが、それでも仮面をかぶることができる。

仮面をかぶり、自分は人間ですよ。と。

そうしなければ社会が成り立たない。

 

でもまたその人の獣性もまた、真実なのだろうね。

 

権力者が、自分たちの都合のいいゆがんだ法律を作るのも、また獣性であり、真実。

 

そして山上容疑者が、首相を暗殺したのも、また獣性であり、真実なのだ。

 

 

結局は真実と真実の対決なんだよね。

 

 

まともな大人が「法律に従うのが社会人としての義務!」「山上容疑者を称賛しているやつは!」とか言っても、それは仮面に過ぎないのだ。

 

まともな大人は、権力者が法律に反することは否定しないのだろうか?不正をして税金で私腹を肥やすことも?

それもまた獣性であり真実であるというのなら、山上がやったこともまた、獣性であり真実なのだ。

 

 

 

 

今でこそ、法律で戦えるけど、もう行きつくところまでやられてしまったら、もう暴力しかない。そしたらたくさんの犠牲者が出る。それが真実かもしれないが、悲しい。

 

だから今、止められる今の段階で、仮面をかぶって頑張ってる人がたくさんいるわけで。

 

 

 

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