Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: ブレイン・ゲーム(吹替版)
前回に引き続きアマプラで映画を見た。
結構面白かったです。
全然話題とかではないんだが、なんか好きな映画紹介みたいな感じで、有名映画を紹介している動画を見て、それでアマプラにもないか検索するんだけど、面白そうなのは結局有料というね。
でもまあさすがに無料の映画もあるしそれを見ているんだが、その中で目的の映画じゃないんだけども、タイトルとかサムネが面白そうな映画をお気に入り登録してしらみつぶしに見て、つまらないと思ったら捨てるという生活をしているわけですよね。
で、結構期待していたテネットがそこまでつまらねえなと。
なんかギミック的なものがあるのかなと思ったんだけどそんなに無い。思ったより逆行ギミックがないし、そもそもあれってどういう条件で発動するのかが分からないし。
まあそれは置いといて、そんな感じで適当にお気に入り登録したブレインゲームっていう映画が、結構思ったより良かったなと。
なんというか、こうやって適当に拾ってくる映画って、そんなに面白くないことが多い気がするんだが、意外と面白かったという。
前の記事でいった、「来ないと思っていた時に来るとクリーンヒット」理論だな。
あまり期待しない方が面白く感じる理論かもしれないが、とにかくこの映画の面白いところを紹介したい。
まず、この映画の主人公、ジジイです。
なんかあるよね。たまにジジイが主役のやつ。
なんか名前忘れたけど、爺の家に襲撃するいたずらっ子が、逆に成敗される系のやつとか。割と敵役なんだけど実質主人公のジジイ。
まあそれは敵なんだけど、この映画は普通に正義の主人公。
しかも異能力持ちのジジイ。
異能力持ってるから「この事件はあいつの協力が必要だ…」って言って、このジジイのもとに訪れるんだけど最初は「帰れ」みたいなことを言って、でもまあなあなあで協力することになるという。
んで、その異能力というのが、過去や未来を読み取るみたいな警察にとってはチート異能なんだけど、断片的にしかわからないみたいな。サイコメトラー的なやつ。
その異能は、最初は「ほんとかなぁ~」ってレベルだったのが、徐々に覚醒していって、「もうこれチートやろ!」って感じになるという。その無双感。
特にこういう情報系の異能力って、相手のプライバシーの侵害になるわけだけど、その生々しさみたいなのも表現していた”あのシーン”もよかったな。
あんまし能力ものの作品って、あまりこういうことしないよねっていう。結構やられて嫌なことというか、視聴者にダメージがあるから。
例えばスパイファミリーのアーニャがちちははの異能で情事を知るとか。そういうたぐいのやつ。
なんというか、「もしサイコメトリー能力があったらこういうことになるんだろうな」っていう、そういうリアリティがあった。
岸部露伴もリアリティこそがエンタメみたいなこと言ってたし。
そしてその異能のビジュアルも良かった!サイコメトリーの際の幻視みたいなやつが、アーティスティックで、すごい不気味というか、ちょっとびっくり系(まあ大したことないけど)なわけですよね。
こういう尖った映像作れるっっていいよな。
映画って結構ゆったりしているイメージあるけど俺としてはもっとスピード感が欲しいというか。
まあスピード感があったとしても、カーチェイスとか銃撃戦とかって、なんか同じようなシーン流されている感じで個人的にあまり好きくない。
でもこれは新鮮なスピード感というか、まあ多用されると飽きるかもしれないけど、新鮮だったな。個人的に。
そして、これが個人的に高評価ポイントなんだが、全体の不気味な雰囲気というか、
事件がすごい不気味で、「え?これ犯人どうやってやったんだ?」みたいな感じなんだけど(まあトリックなんてなかったわけだが)
そういう期待感というか、この映画のオチは何なんだ!って雰囲気が良かったな。
それで、結構まあ、納得いくオチというか真相だったわけなんだけどもね。
こういう不気味さというか期待を上げるだけ上げて、真相は「ええぇ~…」ってやつ、割とある、ありそうなんだけども、結構これは納得行くというか、俺好みの哲学的なやつだったしな。
まあネタバレって言っているから言うけど、「病気で苦しむ前に一瞬で殺して楽にさせる」っていうやつなんだけども。それってすごいなんというか…作中とか感想コメントに「そんなことしたらいけないよ!」みたいな風潮なんだが、
「あれ?これって敵の方が正しくね?」みたいな。
「敵の方がいいやつじゃん」みたいな。
まあというか、なんでこいつ医者にならないんだよ。あと占い師とか、TV出たりしてお金稼ぐこともできるし、この能力生かせば多くの人間の命を救うことができそうなんだが・・
まあそういうマジレスはNG。なんかそういう制約的なのがあったとか後付けできるしな。