洋画の銃撃戦の単調さに通じるもの

賢者の孫 / 原作:吉岡剛 漫画:緒方俊輔 キャラクター原案:菊池政治 おすすめ漫画 - ニコニコ漫画 (nicovideo.jp)

 

自分は、ニコニコ漫画を日課的に見ているのだが、賢者の孫を見ていた時、あることに気が付いた。

 

「こいつら…、魔法使うとき、手を体の前にぼったち……ダサくね?」と。

 

 

敵サイドの魔人が、「ぐへへ…殺してやるぜ…」とか言いながら、ぼったちで両手を前に突き出しているわけですよね。

 

うーんこの…

 

まあ見方サイドは物理攻撃とかしてくるやつがいるからまあマシなんだけども。

 

なんかこういうバトルものって、そういうの致命的というか、

緊迫した状況で、体が地面から垂直になるシーンが多いと途端にダサくなる感じがするよな。

 

まあ、じゃあ教科書通りに斜めのコマを使い、視点を斜めにしたり体を斜めにして迫力あるバトルシーン!というのがまあ、いいんだろうけども。

 

正直ありふれてるからな。そういうの。

 

まあこれはこれで個性的だからいいと思うよ。

 

プロとしてはそういうことができないといけないんだろうけども。個人的にそういうのは「そういうのね」で脳が処理してしまうわけですよね

 

なんというか、漫画の表現のインフレが進んで、普通のバトル作画では満足できなくなったというか、それよりもバトルの展開力を重視したい。

 

ストーリーが大事だなという次第です。展開とか、熱さとか。

 

 

 

 

まあ、それはおいといて。

 

海外でもそういう問題があったなとふと思ったわけですよ。

 

銃撃戦についてです。

 

洋画において銃撃戦は「単調」という問題があったという。

 

まあ遠距離から打ち合ってるだけだしな。前述のバトルと同じくテンプレ的なバンク的な「はいはいそういうのね」っていうやつ。

 

そういうのは銃撃戦がメインというよりも、ストーリーの合間に銃撃戦というテンプレがありますよというものでしかない。

 

ツクールのターン性バトル要素と似ている感

 

銃撃戦とは添え物でしかなくそれをメインに据えるものではない。

 

だがそれを何とか変えようとした映画があったという。

 

 

リベリオンはガンカタで世界を変えた厨二SFアクションの反逆者なのか?【ゆっくり解説】SF映画 - YouTube

 

この動画でそれが開設しているのだが、リベリオンという映画は、ガンカタという、銃撃戦&格闘技という概念を提唱したことで知られている。

 

銃撃戦が単調だから、ちゃんと銃撃戦を面白い気持ちのいいものにするために、銃を持った手で格闘するというやつらしい。

 

どうやら、アニメとかでよく見る銃使いキャラが、体幹を動かさずに手だけを動かして周囲を攻撃する、みたいな動きは、このリベリオンが発祥らしいのだ。

 

俺にとって身近なものいえば、オーバーウォッチのリーパーのウルトとか、アラド戦記のガンナーとかだろうな。

 

まあそれが発祥とは明記されているわけではないが、見たところによるとそういうことあろう。

 

 

 

 

それと前述の賢者の孫のぼったち魔人ダサい問題、似ているなという感じですね。

 

まあそれだけの話なんですけど。

 

 

 

でも、それに関連して、そういえば、と

 

俺は記憶の底からあるアニメを思い出したんですよね。

 

アニメというよりも、アニメのキャラが雑誌かなんかに乗っていたんですよ。

 

俺はそれが衝撃的というか、まあそれは言い過ぎかもしれないが「え?そういうカッコいい設定なんだ?!」という印象を受けた。

 

それは、「ダイの大冒険」のポップですね。

 

なんか、アニメは見てないんだけど、こいつは魔法使いですみたいなことが書かれていて、

 

なのにそのビジュアルは、なんか指を斜め前に向けて、もう片方の手を腰にぐっと構えていたわけですよ。

 

普通そういう格好は、格闘家みたいな感じじゃないですか。

 

ファンタジーもので魔法使いっていうと、直立立ちになって、杖を構えるとか、そういうやつじゃないですか。

 

なのにポップは杖とか持たないで、指を使って、そんな感じで構えていたわけですよね。

 

それを見て「あ、いいな」と思ったんですよ。

 

なんというか、服装もなんというかいかにもドラクエ的な恰好というか、ちょっとダサい感じの恰好だけども、それ含めて、なんか…良いなと思ったんですよね。

 

魔法使いは冷静とかいうイメージを壊しているみたいな、いわゆる熱血的な顔でもあるわけじゃないですか。

 

きっとこいつは、肉体的な感じの魔法を使うんだろうなと。

 

肉体的というか、なんか体を一切動かさずに敵を燃やすとかじゃなくて、体を大きく動かして指からなんか炎とかを飛ばしてくるんだろうなと。

 

普通魔法使いってそういうことしないじゃん。

 

そのださカッコいいみたいな新しさ、みたいなものを感じたわけですよ。イメージ的に。

 

 

まあ、その時はなんとなく気になっていただけで、別に衝撃的とかではなく「なんかこいつカッコいいな」と思ってただけなんですけども。

 

実際何年もたってダイの大冒険を流し見してみた感想としては、やっぱりイメージ通りというか、ルーラとかもなんか物理的に移動するよな。ポップの使う魔法の中でルーラが一番好きだな。

 

 

でもまあ、作品全体としてみるなら、やっぱ昔のノリなんでついていけないところもあったけども。まああんまし否定したくないなこの作品は。

 

 

なんというか、だいたいドラゴンボールみたいなノリなんだけども、そういうドラゴンボール的な漫画感で育ってきた作者が、魔法とかファンタジーものを描いたみたいな。

 

魔法なんだけど、やっぱ漫画を描いている身として、魔法使いでも構えとか取らせたくなるを得ないというか。そういうことなんだろうな。

 

それが、ださカッコいいポップの正体だったんだよ!

 

そういう良いギャップを感じるよな。

 

 

あと、ドラゴンボールは気で戦うじゃん?

 

やっぱ気とかよりも魔法とかファンタジーが好きなんで、その世界観でドラゴンボールするっていうのはね、魔法と気の融合みたいな感じで「とんかつとDJどっちも同じものなんだ!」みたいなノリで「魔法も気も突き詰めれば同じものなんだ」みたいなね

 

うん?今回のテーマなんだったっけ?

 

なんか何言ってるのかわからなくなったので今回はここまでにします。