森博嗣という作家がいて、有名なのだとすべてがFになるシリーズの人なんだが、この人のエッセイとかで原発について言ってたことがある。
「原発は続けるべきだ。なぜなら失敗したということはそれだけ失敗のサンプルが集まって失敗の確率が減るから。飛行機だって同じでしょ?事故がおきたから対策されて事故が起こりにくい。ここで辞めるとコスパが悪い」
そういう意味のことを、どこかのエッセイで語ってたわけなんですよね。まあ記憶違いかもしれないし、今の意見は違うかもしれないが。
作家の森博嗣氏が「原発は事故を起こしたことによって、原発に反対する理由が減っ... - Yahoo!知恵袋
でも、俺はこの意見に完全に論破できるわけですよ。
まず第一に、「一度の失敗がかなりおもすぎる」ということ。
飛行機はひどくても数百人が死ぬくらいの災害規模だが、原発の失敗は今後数世紀何百世紀にわたって何億何千町人の人の寿命を蝕む(というかもうなってるかもしれないが)
そんな飛行機みたいに「何回程度の失敗は許容範囲」っていう感じじゃないってこと。絶対に失敗できない
一度失敗したら地球規模の災害なわけでしょ?サンプルが貯まるとか言ってる場合じゃねえだろ。
第二に、「運営がアホ」ということ
森博士の意見は、「一度失敗したから次は対策してミスが減るでしょう」みたいな、他社に対する絶対的な信頼が前提。やることを全てやりつくし、他人が仕事を完璧にこなせることが前提なんですよ。
でも現実はそうじゃないよね。
原発事故関連を適当に調べれば分かるが、マジで政治家とか電力会社の幹部とかてクズだからな。
責任感とか無い、ボンボンというか、世襲の人というか、自分のことしか考えてない、自分が得すれば良いわけで、中抜きが大好きだから、
事実、福島とかも安全対策ケチったから事故がひどいことになってるわけでしょ?
なんかさあ…脱線するけど「あの津波は千年に一度の規模だからしょうがないよね!」とか言ってるやつたまにおるけど、アホかなって思うわ。
どういう推定で千年という数字が出てきたのかわからないが、もし仮に「千年に一度」が事実だとしても、50年経ったらは5%の確率で事故が起きるってことだよね?100年経ったら10%でしょ? 計算あってるかわからんけど
そして福島原発事故のあと、原発の稼働日数は40年が限度だときめられたらしいが、多分事故起きてなかったらその法律作られなかったよね? つまり100年だろうが200年だろうが稼働していたわけでしょ?
だったら1000年に一度の津波はいずれ起きてたよね?
絶対いつか事故起きてたよね。
「5~10%の確率で日本の領土が減ります」、「そして追加効果で子孫代々健康被害が出ます」って言われて、「じゃあ安心だな!」ってなる?
つまり、ぜーんぜん先のこと考えてないんだよね。
仮に「自分が生きてる間に事故起きなければいいやー」って前提なら、1000年に一度なんて「起きない起きない心配しすぎ」ってなるけど、
科学技術や工業ってそういうもんじゃねーよね? 数世紀何十性器とかそういう規模のやつだよね?
だからこそ今自分たちがその恩恵受けてるわけじゃん。
過去の人が「今が良ければええよな!」って地球環境荒らしてたら、今こうやって普通に外歩くことできねえよな?
そういう視点で考えてみてくれ、
「1000年に一度」ってむっちゃ確率高いやん。
森博士が想定する人類の完璧さってどこまでかわからないが、ほぼ100%安全を達成できたとて、続けていく以上絶対に事故は起きるんだよ。現実は数式じゃないんだから。
なんというかね。完全に間違ってると思う
森博士は、正直頭が良いと思うし尊敬もするし、面白いと思う。
でもそんな天才でも、こういった愚かさを感じることもあるわけです。愚かさというよりも知識の無さだろうけど
頭が良い人が常に正しいわけじゃないんすよ。つまり興味あることしか分からないわけですから。専門外ってやつですし、バイアスも常にかかってるわけです。願望が理屈を捻じ曲げることだってあるわけです。
そういうことを考えると、「頭が良い人は全てが正しい」、「頭が悪い人が言ってることはすべて間違っている」という固定観念があるよねっていう
なんだろうね。天才に対して、全てが天才的にこなせるわけでもなく、彼らの凡庸さの部分を認めるべきなんじゃないかと私は思うわけですよね。別に彼らだってウンコしてるわけですよ。アイドルじゃないんだから。
こういうことを、創作でいうと、ドクターストーンの千空も感じるわけですよね。漫画だけど
「全員復活させる」とか言ってるが、いや、それ現実的に考えて絶対混乱起きるよねっていう。
なんだろうね…多分「選民」みたいな思想を否定したいんだろうけど…俺は敵側の意見も一部は必要だと思うわけですよ。
事実としていらない人間はいるんですよね。性犯罪者とか売国奴とかこの世界にいらないじゃん。ヤク中とかこのまま眠らせたほうが本人にとっても良いやつもいるわけですよね。
仮にもし全員復活させるとしても、千空、お前が手綱を惹かないとだめだろっていう。
なんか千空ちゃんさあ、「俺は科学一筋だぜ」みたいな。クール打ってるけど、全員復活させたら「あとはお好きに」みたいに放置する感じだしてるじゃん。それはだめだろ。お前が新世界のリーダーだろっていう。
なんというか、愚かさを感じるわけですよね。天才に対して俺が言えることではないと言うか、天に唾吐く行為かもしれないが。
でも正直科学や工業、そしてそれを扱う人たち、技術者や科学者って、現代における神とか天使みたいな存在だと思う。だってそうでしょ?自分たちが今飢えることがなく家の中で過ごせてゲームとかできるのは、科学者たちや工業によるものなわけじゃん。
まあ、自分の欲を叶えてくれるという意味では悪魔かもしれない。なんか某キリス◯教では神よりも悪魔のほうが優しいみたいなことをユーチューバーが言ってたわ。
ともかくそのぐらい一般人が尊重するべき存在であることは確かだ。
でも実際間違えるときは間違えることは事実でしょ。モンティ・ホール問題とかさ。
なんかこう、全ての人類が科学に対して恩を受けてるからこそ、こういうことって皆言えないと思うんだよな。
無条件に「天才が言うことは全てが正しい」と思いこんでいる。ハロー効果というか。
言えないし、もし言ったら仲間はずれにされるのではないかという恐れがある。
あれ?それって宗教と同じじゃないの?
なんというかさあ、千空、森博士、これらの例を見て、共通点を感じるっていうかさ。
なんかこう、彼らには「すべての人が善良か、もしくは自分と同じくらい頭が良い」っていう前提があるんでしょうね。
いやいや、だったらガザとかウクライナの件はどうなんだよっていう。自国政府のクズさは情報統制でわからないとしてもさあ。
世界では、愚かな理由で多くの人が死んでるってことは理解してるだろ全員。
愚者は経験に学び・・・という言葉があるが、お前ら賢者じゃねーのかよ。
でもその「愚かさ」って必要なんじゃないの?っていう思いもある。
愚かさ=悪なわけじゃないと思うんですよね
愚かさが最大の武器になることもある。逆に賢さが枷になることも実際あるわけですよ。
具体的に言うと、「成功しようがしまいが自分の決めた道を信じて進む」という、そういう「愚直」、という意味の愚かさ。
だってそうでしょ?
冷静になって考えて、自分の直感や「好き」が、必ずしも大成したり、あるいはいい影響を与えるとは限らないじゃないですか。
実際オッペンハイマーやアインシュタインはそれで永遠の罪を背負ってしまったわけですよね。
自分が「原爆は世界を平和にする」といくら信じたところで、現実は違ったわけでしょ?
自分がやることが確実の世の中を良くするって、判断がつかないのに突き進む、それが科学なわけですよ。
そういうのが必要なんですよね「これ何の役に立つの?」っていうことを大部分の人はしているわけで、実際それが役に立つらしいですよね。
だから、「そんなこと言ったら何もできないじゃん」っていう反論もできるよね。
「愚直」って必要じゃん。何いってんの?
だって皆、自分のやってることは、現時点では正しいって思ってるじゃん
映画だと、ターミネーター2のダイソンは、未来において偶然ターミネーターたちを作ってしまうから主人公たちが激怒してたけど、そんなの分かるわけ無いでしょう。
「コワスギ!」の主人公の両親も、自分たちが将来ヤバいものを作るとか分からないわけじゃん。
オッペンも、確かに人類の敵レベルのことをしたが、「そんなの分かるわけ無い」と言われればそれまでなわけですよね。そしてそれは誰しもがそうでしょ。
ただただ、好きなことをやり続けることをし続けてきたからこそ、偉人なんだろうなと。
その愚直さ、愚かさによって何かを大成したわけでもあるわけじゃないですか。過去の偉人たちもそうでしょ。
まあ、だからといって、オッペンとアインシュタインの罪が無くなるわけじゃないがな。あまりにも直接的かつ被害がでかすぎる。
まあ、それはそれとして。そういう側面の考えもあるよねってことで。
俺は逆なんですよね。
「いや、好きだろうがなんだろうが必ずしも良い結果を出すとはいえないよね。」
そういうスタンスなんですよね。感情よりも理屈が先に来るんですよね。天才は逆で、感情を優先して理屈でそれを実現しようとしてるんだと思う。
あと、やっぱり皆でわいわい何かをするっていうのは、楽しいじゃん。
そういう快楽を彼らは感じているわけですよ。だって天才だから。周囲が誰でも強力してくれるわけでしょ?
でもその快楽が孤独を無くしているわけですよね。言うなれば「自我を無くしている」とも言える
この感覚、わかりますかっていう。
周囲に人がいるからこそのさあ、「いや大丈夫だよ!いこういこう!」みたいなあの流れというかさあ。ホラー映画とかの序盤で肝試しとかにいくテンプレみたいな。「大丈夫だって笑」みたいな
本当にヤバいときに「いや、ヤバい、引き返そう」みたいな。そういう直感を実行に移すみたいな、そういう選択が取れればデメリットがないんだろうけど
まあでも、99%は、天才たちのやり方のほうが正しい気がする。
感情を優先したほうが良いんだよ。そしてもしヤバい場合は周囲のやつが止めれば良いし、本人も「いやこれ間違ってるわ」って思ったらいつでも引き返すべきなんだよな。それが難しいということは重々承知で。
まあ正直、自分の積み上げてきたことを一端中断するっていうのはすごい辛いが、別に今までやってきたことが無になるってわけじゃないでしょっていうね。今は間違ってると思ったけど、あとから「いや正解だわこれ」ってなってたらロードして続ける事ができるわけでしょ?
それになんというか、「好きだからやり続けてたけど失敗しました」っていうのは、全く無駄ではないと思うというか次の分野に行かせると思うんだよね。なんというか、精神的な意味でも推進力的なものがあるわけだし、技術的にも高められてるわけじゃん。
そうじゃない、内面で色々と考えるっていう哲学的な引きこもり的なスタンスは安全かもしれないが、腰が引けて何も挑戦できないってことがデメリットすぎるんだよな。だから基本感情を優先したほうが良い。
現に、「好きだ」っていう根源的欲求と言うか初期衝動というか、そういうので行動に移したからこそ成功したやつが多いわけでしょ?
それにオッペンハイマーの例は、前述の通り例外中の例外で、なんかこう、1万個中1つのハズレの箱をひいたようなもんでしょ。
問題はその1万個中1個のあたりっていうのは、そこまで低くない数字ってことだよね。現にそのあたりひいたからこそ、核技術による汚染が起きてるわけじゃん。オッペンっていう賢いバカが原爆推進したからさあ。
まあだからこそ世界にはいろんなやつがいるんだろうな。
オッペンみたいな賢くて権力が強いやつだけじゃ、この先核技術みたいなもんたくさん生み出して世界滅ぶでしょっていう。
別に核技術進めてもいいけど、それを止めるやつも必要だったんだろうな。本来ならそれがベストだった。
細胞分裂クローンで増えるよりもセックス受精によっていろんなやつを作ったほうが生き残りやすいってことだ。
シンプルにパワーが高いやつが強い!知能が高いほうが強い!ってなってるわけじゃなくて、そうなると、その一部の強者が間違った判断した時、全てが終わりますよっていうことになるよね。
だからドラゴンボールのシステムから、ジョジョのシステムになったんだろうな。フランス革命によって、単に「強いものが強い」の権力集中から、「正しいほうが強い」の権力分散の時代になったわけですよ。
なんかいいな、そういうの。カードゲームのシナジーみたいで
ゲームは世界が限られてるが、現実は無限なので、何が起きるかわからないよねっていう。そのうえでシナジーというか、影響を与え合うっていうのは、素晴らしいというか、カオスだよね。宇宙というか
つまり多様性なんだよ。LGBTではない真の意味の多様性。
ホモれずだけじゃなくて、ロリコンとかショタコンとか枯れ線や熟女好きとか、それ以外のあらゆる属性がこの世界にいて良いなんよ。いていいというか、できるだけ保存するべきだよねっていう
そして逆にイキスギた均一化こそが諸悪の根源なのではないかと。、政治においても例の政党が独裁化したのは、自分たちの地位を脅かされないよう他の人の意見を排除して均一化したからということもあるよね。まあ日本に限らないけど、
つまり単一のクローンを作ろうとしたからダメになったわけだ。本来政治とか経済って色々な意見を戦わせて一番進にすぐれているものを決める場所なわけですよね。パワーとか権力とか関係なく。
そして、その結果負けたやつも保存するべきなんだよな。負けたから潰れなさい、無くなりなさい。強制する新自由主義は劣っている。それが主流にならなくても存在しているというだけで意義があるわけですよ。今後状況が変わったり新しい組み合わせになっていくらでもそれが有効に使える可能性があるわけじゃないですか。
カードゲームに例えると、なんかドュ絵馬とかMTGとかで、大昔に弱すぎとかネタにされてたカードが新しいカードとの組み合わせによって価格暴騰するっていう減少よくあるじゃん。
それが科学とかでも起こり得るし実際起こってたはず。それ以外の分野というか、企業とか人間に対してもそう。いらない人間はいないんだよっていうのは綺麗事ではないというか、
仮にいらない人間がいたとしても、別にそいつらを切り捨てる時代は終わりましたよねっていう話。いやいたか、いらない人間。売国奴や性犯罪者とか。
だからこそ、そういう意味でも、補助金、支援増額、そして減税が大事なんですよ。れいわ新選組が何億回も言ってるやつ。
あらゆるものを保存して多様性を高める必要があるのに、クソ共は経済方面からも自分たちのクローンを作ろうと必死なわけですよ。
そしてそういう、不利な人たちがどんどんこう、地位を高めるべきだとも思ってる。モノを言うべきだと思うわ。
でも、素人の意見を玄人が聞くってことは時間の無駄のほうが多い気がするわ。
よく「誰でも思いつくことが実現してないってことは誰かがそれを試してそれがうまく行かなかったからだよ」みたいなことをよく聞く。
「〇〇の主役は俺達だ」のアルマジロウがそういうこと言ってそう
じっさいまあ、そういう傾向もあるよねっていう。そういう傾向っていうか、99%以上はそうだよねっていう。誰も考えつくことは一通り試した的な。
でもそれは世間の平均的な知識レベルが低いからであって、もっと全体としてのレベルを高めていけ解決する問題だろうとも思うわ。
実際に、天才でも低確率で見逃されていたパターンもあるだろうと。
素人が言う99%以上はすでに試されてるだろうが、逆に言えばそうでないものもあるよねっていう。ギフテッドの子がNASAになんか言って成果上げたって事例があるし。
あと、もう一つ事例として「大学の教授は何故研究だけすればいいのに講義をするんだ時間の無駄だろ」といって研究だけやってれば良い組織を作ったが、なんかうまく行かなかったっていう例があった気がする。海外のなんかの大学?で。そういうのようつべで見たわ。
つまり素人に何かを教えるっていうのは割と研究に役に立つ部分もあるのかな的な。基礎が重要で、教えてるうちに新しい発見発想が思いつく的な。
あと、ツイッターとかで素人が間違ったことを言って、それを専門の人が指摘するっていう流れがあるけど、アレも全体としての知識レベルを高める働きがあるから、「物言う素人=悪」と見下すのは、俺は嫌だね!
素人こそ言うべきだろ。議論が活発になるから。
一般素人を生贄に全体のレベルが上がるわけですよ。天才に対して臆している場合ではない。突っ込むことが大事なんだよイノシシみたいに。ブレーンストーミング的な
つまり、話し合いなんだよね。シナジーなんだよ。口に出して話したりメモることによってもっと深みというか、連鎖的なものが起きると思うんですよね。
そう考えるとさあ、薬理凶室的な、ゆるなんとかラジオ的な、「素人は黙っとれ」的な態度っていうのはよくないんじゃないかなと。まあそういうギャグというかネタだろうけどね。
でもそういう態度も分からんでもないというかさあ、素人なのに上から目線でムカつくやついるじゃんというかたまに。ひろゆきとか暇空とか。自分の得意分野で戦えばいいのに専門外のことにろくに調べもせずそこまで言う?ってこと言ってくるやついるじゃん。
まあでもあいつは間違ってることを広めてくれるというか、反面教師的に有用なんだろう、ムカつくことには違いないが
あと、なんというか、これ他の記事でも話したいが、自然の中において、あらゆるものがある程度混ざって存在しているという状態が通常であり、逆に偏ってると色々と不都合がおこると言う傾向が見られるよね。
これはあらゆる場所で見られる共通点だよね。現実世界でも精神世界でも同じなのではないかと。まあ言い方を変えれば過ぎたるは及ばざるごとし、ということでもあるな
ただ偏ることでうまくいく部分もあるから、そういう場合もあるから、面白だよね
結局民主主義か、もしくは独裁か、どちらがうまくいくかという話で、全てが理想通りいくなら独裁が効率的だが、普通は民主主義のようにあらゆる意見が混ざってたほうがいいよねっていう。でもこれがもし小さい国がたくさんあるとしたら、それぞれが独裁でもお互いに牽制し合うからバランス取れてるよねみたいな話だおyな