なんか、これ本能に組み込まれてる欲求だと思うんだけど、
俺たち人間って、人の、特に親とかの話を聞きたいんだよね。そういうふうの本能というか、食欲とか睡眠欲性欲と同じ漢字で、そういう「話聞きたい欲」みたいなのがあると思うんだよな。
なんかさあ、そういうね、そういう欲に襲われたんだよね。昔。
自分の父親と母親がどうやって出会って結婚することになったのか、とか。自分が生まれる前のことを知りたいと思った。
だがね、なぜか聞きずらいというかね、当時は分からなかったが、なんかこう、恋愛的な話が気恥ずかしいみたいな感じのやつだったんだろうか、特に親とかは。
あとさあ、逆に恋愛とかじゃなくて、なんか成り行き的にみたいな感じで、そんなエピソードとかなかったらいやじゃん。
まあね、そんな理由か同課は知らんが、なんか聞きずらかったわけだな。
というか当時の家族は割とギクシャクしていたというか、なんかこう、怖かったからな。なんかさあ。
親にもなんかこう、そういう感情というかね、いつまでも愛してくれるとはみたいな、そんな態度だったからな時節。
別に毒親とかでは全然ないんだけどな。部活をやらせたこと以外は全然いい人なんだけども(なんか当時、無理やりでも部活をやらないと「怠けてる」判定されるみたいな風潮が、当時の親世代に万円していたような気がする)
まあね、話は戻るがね。
その「話を聞きたい欲」っていうのはおそらく大人になっても続いていて、なんかこう、人の話に興味があるジャン。
ありっちゃありスパークっていうオモコロのラジオでも「いる人」とか「記憶」とか、特にオチとかがない話を言うみたいなコーナーがあるけどね。
(オチがない、とはいっても、割と面白いオチがある話も多いんだけども)
まあ実際オチがない話でも、なんかこう、言いたいし聞きたいっていう欲があると思うんだよな。
なんかさあ、原宿さんとかも言ってた気がするけど、なんかこう、「オチがない話はしちゃいけない」っていう風潮があるよな。
なんか大阪とかでは話が面白くないやつは死に値するみたいな風潮らしく「で、オチは?」みたいなことをよく言われるとかいうことを風のうわさで聞いたことがあるんだがね。
(正直そんなやつと付き合いたくねえし話面白くねえと思うけど、風潮被害で実際はそんなことないのかもしれないが)
でも実際は別にオチがなかろうがなんでもいいっていいし、オチがなかろうが何でも聞きたいんだよな。
そういうことを原宿さんとかは言いたいのかもしれない。
例えば、「機動戦士ガンダムの初代のロゴが汚くて嫌」、とか、「クーラーの風は冷たくて気持ちいいので前まではよく当たっていたが、なんか内部が汚いみたいな話を聞いてあまり当たりたくなくなった」とか、「クーラー付けて寝ると高確率でのどが痛くなるので寝る前にクーラーを消して寝てるけど熱いので、他の部屋から扇風機持ってきたいけどもめんどくさくていまだに起きると汗がだらだらする」とか。
こういう話を聞きたいのかもしれないな。みんな。
なんかこういう欲っていうのは、おそらくそういうね、狩猟時代とかに「こういうことがあった」みたいな、そういうのが話せるやつらが生き残る確率が高かった未来な感じなんだろうな。
危険な動物がいたみたいな話をちゃんとしたやつらが生き残ったんだろう。