貸借関係でお金が生まれるという謎の概念

【RE:明るい経済教室 #20】貨幣の生成と消滅のプロセス、では国債は?[R3/1/28] - YouTube

 

 

YouTubeで日々経済の勉強をしているのですがね、面白い

 

だが、貸借関係でお金が生まれるっていうのがどうもピンとこなかったが、この動画がわかりやすかった。

 

 

つまり、例えばAがBに肉をもらい、代わりに後で「Aが魚を与える」っていう約束の紙を渡すとする。

 

そしてBはその約束の紙を渡す代わりに、Cから果物をもらう、

 

そしてCもその約束の紙を使って…という風にすると分かるように、その「約束の紙」こそが貨幣なわけですわ。

 

つまり、最初の、「AがBに肉をもらう」っていう、借りを作ったことでお金が生まれると。

 

そして、もし誰かが、Aから、その約束の紙を使って、魚をもらった瞬間、その「約束の紙」は消滅する、と。

 

 

これを現実に当てはめると、

 

政府が国債(つまり、後で利子付きで金を返しますという約束)を、日本銀行に売って、日本銀行は無からお金を作り出す。

(なんか実際には直接的には銀行が買うらしいけど、実質的に日本銀行が買うらしい?)

 

この時に、国債っていう、「あとで返します」っていう借りと、日本銀行の「今渡します」っていうお金を交換している?みたいな。

 

もっというならば日銀でないほうの銀行が、一般の会社にお金を貸す時にも信用創造みたいなのが行われているらしく、

会社が「貸してください」っていって銀行が通帳に数字を記入した瞬間に、お金が生まれているのだと。

 

そして返済するときに、そのお金は消滅すると。

 

それが貸借関係でお金が生まれるみたいな話らしい?

 

 

 

 

うーん、ちょっと疑問なんだけどさあ

 

まず、最初、日銀がお金を作って政府に渡す際のシーン、

 

このお金って、イコール世の中に出回るお金なのだから、あまり返却する理由はないはず。(実際にはなんかプライマリーバランスとかいって日本は返そうとしているけどそのせいで重税を貸しているけど)、

 

つまり、本来なら返却する予定がないものを、「貸借関係」と呼んで良いのだろうか?

 

 

 

 

あと思ったんだがね

貸借関係でお金が生まれるならば、なんかこう、自分たちもお金を発行できるようになるのかもしれないと思った。

 

つまり、子供の肩たたき券もそうだし、なんかこう「何かサービスやモノを上げる券」みたいなのを作れば、それに価値が生まれるわけで、

 

そういう小さなコミュニティとかなら偽造される心配はあまりないわけだし。

 

ただまあ、そのコミュニティの供給能力の限界によって、お金の総量は決まるらしいので、その地域に衣食住を確保できるみたいな最低限の能力がなければならないと思うけどもね。

 

でもそういうことができる田舎って、割りとただでくれるみたいな、そういう助け合い的な感じになっているから、あまりかへいとかの概念を導入する意味がうすそうだけども。