経済って、妄想のお金を取り扱う分野だから、なんか、何でもありな部分があるよね、だから面白いな

信用創造っていう、なんか実生活の感覚にはそぐわない概念が経済にはある。

 

なんか銀行は金を貸すんだけどその際に実際のお金を使う必要はなく、相手の帳簿に数字を書き加えるだけで良い。

 

それだけで相手はその妄想の数字を使って価値を生み出すことができ、さらにそこから利子を付けてお金を返してもらう、みたいな。

 

え?なにそれ?みたいな。

そんなことしていいの!?って思うかもしれないが、なんかそうらしいよ

(まあ実際専門にしている人が見たら「正確にはそれは違うよ!」って思うかもしれないけど、少なくともそういうことが実際あるらしい)

 

ダメじゃん。数字書き加えたら。

そんなこと現実でしたら捕まるじゃん。

 

って思うかもしれないけど、それは一般人にはそれを行使刷る権力がないから犯罪なだけで、中央銀行的な、そういう権力が高い系の公的組織ならOKらしい。

 

 

ええ…って思うじゃん?

 

 

だが、それがもしTRPGとかボードゲームとか、PCゲームの中のものとして考えると個人的に実感しやすいと思う

 

結局、現実で行われている経済っていうのは、言ってしまえばごっこ遊びじゃん。妄想じゃん。

 

よくお金というのは、みんながそれに価値があると思っているから、価値があるみたいな、そういう言葉を聞くけど、そういう感じ。

 

万札を作るのに必要なお金は何円だとか、実際にはそうだけど、でもそれを1万円の価値で使えるのは、「そういうルールだから」なわけじゃん。

 

現実に即していないけど、ルール上そうなっているから。

 

これはつまり、ゲームと同じなんだよな

 

なぜ左クリックをすると射撃できるのか、とか、

なんでこのキャラはこういうスキルを使えるのかとか

 

そういうのに理由はないじゃん。そういうルールだからんわわけじゃん?

 

つまり、現実の経済も、そういうゲームと同じだと思えばわかりやすいと思うんだよね

 

 

前述の信用創造っていうのも、結局のところ、そういうルールだから価値が生まれるわけじゃん。

 

言ってしまえばチート技でお金を出すみたいな。

お金を絶対的に思っているプレイヤーは、それがすげーと思うけど、プログラムしている運営側は、「別に数値いじってるだけだから」みちあな。

 

だから、「何でもあり」っていうのはそういう部分なわけですよね

 

 

でも面白いのは、「なんでもあり」ではあるんだけども、なんでもありではないというところで、

 

なんかそうやってお金を増やしすぎるとインフレになるとかなんとか。

世の中のお金の量が増えるとお金の価値が下がっていくみたいな。

 

なんかこれはアレだよな。

ゲーム内では運営は何でもできるけども、その結果、構築した世界がめちゃくちゃになりますよ的な。

 

だからインフレ対策しないとっていうことになる。

 

これ、「なんでもあり」の世界に、「なんでもありではない」っていう、そういうのが面白いよな

 

なんでもありならば、お金をたくさん剃ったところで問題はない気がするわけじゃん。だってこれゲームだし。

 

でも実際はそういう問題がおきるっていう、なんというか、自然法則的な、進化アルゴリズム的なものを感じるよな

 

それこそが、僕が経済学が面白いというか、経済という概念が面白いと思う理由だよな。

TRPG的というか、ゲーム的というか。

 

例えば人狼ゲームとか、最初ルールを聞いた時になんかそこになんの法則もなしに当てずっぽうにすればいいでしょって思うかもしれないけど、実はそこにセオリー的なものがあるみたいな。

 

ライフゲーム的な、そういうものを感じるよね。サンドボックス的な。

シンプルなルールから、何かこう、全体のルール的なものが浮かび上がってくるみたいな。

 

 

だから俺は思うんですけども仮にこの世界に全知全能の存在がいるとして、それは何でもできるけど、なんでもできるがゆえのルールとか縛りがあるのではないかと思うんですよね。

 

つまり、矛盾しているようだが、全知全能であり、全知全能ではない。

プログラマーがプログラミングできるからといって、仮想空間でなんでもできるというわけではない、みたいな。

 

それは何もそいつの力不足だからとかそういうことではなく、論理的な、ロジック的な理由があるっていうのが、面白い。

 

俺がオーバーウォッチとか、ハースストーンとかMTGとか、サンドボックスとかMMOとかシミュレーションとか、そういうのが面白いなと思うのはそういうところで、なんかサンドボックス的であり、そこから合理的な理由で予測できないものが生まれるっていうかね。

 

おそらく、この世の超常的な現象とかも、そういう合理的な理由で説明がつくものなんだろうなと。まあそれが理解できるかできないかは置いといて。

 

まあそういう意味では、学問ならば全てそういうものだと思うけども。

 

例えば数学だって、簡単なシンプルなルールから予測できない公式が生まれてくるわけじゃん。

でもなんか経済はなんか…身近な分だけわかりやすいところがあるなと。

数学は一定レベル以上だと、もうついてけないところがあるけども、経済は割りと分かりやすい。

 

そういう意味で哲学もちょっとおもしろいと思うわけですよね。

でも正直、哲学は…風土というか、難しいこと行ってればええやろ感があって、批判されている部分があるらしいからな。