ロッキー、アマプラで無料だったから例によって見たんだが、
前半20分で、なんか書きたくなった。
すごい。いい映画だなと。
さすが名作と言われてるだけあるなと。
この映画、すごい会話量がすごい!!
自分はロッキーってずっと格闘とか練習とかしていると思ったんだが、それとは関係ない、なんというか普通のボクサーでも何でもない人の生活みたいな。
ちょっとやさぐれているかんじのそういう人の生活を見せられるわけですよね。少なくとも最初の20分は。(まあこれだけじゃボクサー映画じゃないから多分後半くらいにボクシングするんだろうけど)
その普通の人の日常というか、序盤少し経ったら会話劇が始まるんだけど、それが心地いい。
ラジオ感覚というか、会話が途切れないというか、テンポ間がすごいなって。
アマプラって倍速機能がないのが不満なんだが、だから1倍速で見ているにもかかわらず、倍速か?ってくらい自分の耳にちょうどいい速度なんだよな。
それでいて別に難しい話をしているわけじゃないし、主人公のキャラが少し不憫で愉快だから楽しく聞けるという。
あとさあ、主人公が地味な女の子にずっと話しかけるの、すごいなんというか、萌えるよね。
なんか普通、海外の人ってああいう地味な女ってバカにするじゃん?なんかそういうイメージがあるけども。あとなんというかすぐヤらせてくれるみたいな。そういうやつ。
主人公も最初そういう感じなのかなとみていたが、あれ?結構…?本気なのか?みたいな。
しつこく話しかけ続ける割には結構引くときはさっと引くというか、無理やり感がないというか、そこらへん主人公の人柄みたいなのが出ているよな。
別のエピソードで借金とりの仕事しているけど、そこでもなんか債務者の指を折らずにボスにどやされているみたいな、シーンあるけど
そこからも優しさが垣間見える
一見荒々しいというか粗暴そうな感じだけどもすごい優しいというか、すごい信頼感ができるよなこの主人公に。
なんか理不尽なことがあっても全然怒らないというか。そういうタフなところがすごい見習いたいところもあるよな。
あとこの地味な女も結構好きだな。
海外の地味女好き
あとこの主人公、離し方が特徴的だよな。なんか説明しずらいけど、日本語吹き替えなんだが、これなんなんだろうな。元の音声も同じ感じのイメージなのかな?
なんというか、こう、粗暴だけどどこか間抜けそうな感じの声だよな。間抜けだけども男らしさもあるみたいな。
でもたぶん、作中の展開的にこの主人公すごい良い奴だから、多分原作のイメージに寄せているんだろうな。多分。少なくともなんかすごい良いな。このキャラの口調。説明しずらいけど。
あと、なんか昔小耳にはさんだんだが、ロッキーって主役を演じている人が、なんか口が少し一部が不自由だけども、この人はロッキーのシナリオを描いた人で自分が主役できないならシナリオ売らないぞ!みたいな、そういう逸話を聞いているんだが、それもなんかしゃべり方に影響してこういう感じになってるんだろうか。まあ良い。
なんかさ、すごいこの映画すごい!ってなってレビュー描こうとしたきっかけは、なんか主人公の好きな女の子の兄貴と会話するシーンで、
「お前の妹、俺が話しかけてもなびかないんだぜ」
「あいつ(妹)は馬鹿だ愛想がない、どうにでもなっちまえ」
「お前それは言いすぎだろ!」
「あいつは30代にもなって結婚もできない」
「俺も30代だぜ(お似合いだろ?)それにお前だって独身じゃないか」
っていうシーン。(具体的な言葉は覚えてないのでニュアンスで)
これすごい良いよな…
兄貴も多分妹のことを馬鹿にしているようで心配しているというね。
なんかこの兄貴は一見妹が嫌いというか雑に扱っているように見えてすごい内心大事にしているみたいな。そういうのが垣間見えるシーンというか。
主人公もこの女の子のことを「なんだよ・・」とか言いつつも兄貴に否定されるとなんか釈然としないみたいな態度、
なんか粗暴さの中に愛情みたいなのがかいま見える。匠の技というか。
あとお前も独身なのかよ!というね。突っ込みが入るよなこれがニコニコだったら。
そういうところが言いたかった。
でもまあ、人によっては「ああ、主人公はすごい粗暴でチャラい性格で、このヒロインとヤリたがっている性欲の塊なんだな」みたいに受け取るやつもいそうだよな。
それを後半で好感度上げていく展開になるんだろうけど、俺の場合もうこの時点で好きになったわ。