ギフテッド自体がすごいのではなく、この子の話を真剣に聞いてくれる大人がすごい

親「ウチの子ギフテッドかも!」 カナダ「”本物”をお見せします」 : 凹凸ちゃんねる (ldblog.jp)

 

こういうニュースがあった。

 

頭の良い子が、NASAに対して「宇宙に持っていく資材が、宇宙空間で変異する可能性とか考えてる?」と助言して、NASAが実際に実験したら、実際その通りで、

地球上では安全だけど宇宙空間で毒になってた薬があったとか。

 

 

つまりギフテッドと呼ばれる天才少年が、新たな発見をしたと言うね。

 

科学者顔負けの異形を達成したという。

 

そういえば、ある小学生中学生とかが、夏休みの実験で、足のにおいが蚊を引き付けるとかいう発見をしたニュースは色々あったよね。

 

それで俺は思ったのだけども、

このニュースですごいのって、ギフテッドも確かにすごいが、NASAもすごくない?って思ったのさ。

 

 

だって、子供が言うことを真剣に聞いて、実際に実験をしてくれたわけだろ?

 

なんかさあ、「何が正しいかより、誰が言ってるかが重要」みたいなことってよくあるじゃん。

 

例えば、良いアイディアを会議で言っても、人によって採用されないかが決まったりとか、

あるいはどうアピールするかが問題というか、

 

そのアイディア自体が正しいかどうかは関係なくて、受け取った人がどう受け止めるか、みたいな。

 

そしてさあ、日本って子供が言うことだから正しくないっていう決めつけがあるじゃん。そういう思い込みがあるじゃん?

 

 

今回のこのニュースでも、多分一般的な会社とかなら「いや子供がいうことっすよ?真に受けることねーよ」みたいな感じでスルーされると思うんスわ。

 

なんか、そのものが正しいかどうかよりも、権威に巻かれるみたいな、そういう人間って多いじゃん。

 

政治だと、自○党や財務省の「増税は正義」みたいな、「国債は償還すべき」、「財政破綻するから予算削減」、みたいな、

そういう権威のもとで行われるものが常に採用されてきてるわけじゃん。

 

でも実際それは間違ってるわけっすよ。

プライドとか自分自身の威信のために続けるわけですよ。

そういう政党が常に国会の主導権を握った結果、日本は衰退国家になりましたっと。

 

なんかねえ、「若造が…、出しゃばるな!」みたいなさあ、そういう感じじゃん。見てて分かるよ。明らかにそういう感じじゃん。カイジの兵藤会長や利根川並みの精神してるじゃん。

 

そういう世界が普通らしい。

それが社会というものらしい。

 

 

そういう状況になっている日本だからこそ、このニュースで一番すごいのはギフテッドじゃなくて、

その子の話を真剣に聞いて、いやまあ半信半疑だったかもしれないけど、ちゃんと実験をして答えてくれたNASAがすごいと思うのよね。

 

 

でさ、実際、そういうことって色々な分野や業界で起こりうると思うんだよね。

 

ギフテッドが新たな発明をするってことはさ、逆を言うならば、子供ですらすぐに気がつくようなことを、専門の人達は見落としていたってことでもあるわけですよね。

 

いや、それが悪いと言っているわけじゃなくて、それは仕方がないというか、そういう盲点みたいなものってどこにでもあるわけじゃん。

 

大事なのは、そういう、色々な視点から物を見れる人の話を真剣に聞いたり、あるいは単純にそういう研究者人口を増やしたりする政策が大事だと思うんだよね。

 

結局のところ科学っていうのは総当たり的な部分が多いから、そういう研究者をもっと増やせば、例えば研究者の人口を2倍にすれば、それだけ2倍研究が進むわけじゃん。

 

そのために金を出せよって話なんだけど、今の自○党は、ケチって予算配分で研究費を少なくすることがブームらしいよ。本当にくだらないな。老人並みの先見性のなさ。

 

だからさ、思うんだよね

 

ギフテッドっていうものの本質とは、その子供自体が賢い、ということ自体ではなく、

「年齢関係なく、その賢さを社会で有効利用していこう、社会を良くしていこう」

っていうことなんじゃないかと。そういう社会の空気というか、風潮というか、

 

思い込みが起きてない?

もっと純粋に物事の本質を考えてみようと、っていうね。

 

つまり、出力ではなく、その出力を受け止める受容体が大事というか、

その天才性を受け入れることができる政策だったり、精神になりましょうよ、みたいな

 

そういうのがギフテッドの目的というか、本質なんじゃないかなって。

 

あとさあ、よくギフテッドギフテッドいうけども、正直そのくらいできて当然だと思うわけよ。

 

だって、人間様だぜ?

生物の中で一番頭がいい種族で、

その中でもさらに希少な頭の良い個体なら、生まれたばっかりでもそのくらいやってのけるだろうと。

 

だから別に子供が一度聞いた曲をピアノで再現するとか、一瞬で色々と記憶したり発明をしたり、そんなことをしても別に俺は驚かないな。

 

有名な音楽家は幼少期にそういうことが出来たらしいじゃん。

別に不思議なことじゃないよね。ギフテッドなんて古来大昔からいただろうし、表に出てこなかった個体もいただろうよ。

 

むしろ、今の社会って、それができる子を封じ込めるような教育してるように見えるな。

 

教科書とか学校とか、何年前のものを使ってるんだろうね。

アップデートされてないし、そもそも奴隷工場になってるしさ

そうやって本来華開くはずだった才能を潰していると思うと、もったいなくねえか?って思うわけよ。

 

そんなんで天才を育てられるわけねーだろ。本当にもったいない。

本人にとっても社会に対しても損失でしかないよ。

 

もし俺が独裁者で好きにルールを決めることができるのならば、「好き」を見つけられるようにさせたいよね。

 

花咲天使てんてんくんっていう漫画に出てきたサイダネ探しみたいな、そういうことをするべきだよなって。

 

一般常識とか、計算読み書きとか、性教育、政治、経済とか、そういうコア的な教育以外に、もっと色々な体験をさせるべきだと思うわ。それだけで義務教育全て使ってもいいくらいだと思う。

 

だって仕事を一回もしたことがないやつが、将来の夢なんて決められるわけねーだろ。アホかと。

 

一度一定期間その仕事をやってみたら「ああ、俺はこれが得意なんだな」とか「これが好きなんだな」ってわかると思うんだよね。

 

それをせずに進路を決めなさいって、いやわかんねーよ。わかるわけねーだろ。

 

今の世界はそんな当然のことすら分からないのか。