「学戦戦記ムリョウ」レビュー

いやあ、すごい掘り出し物だわ。

 

このアニメ、Dアニで他の目当てのアニメがあるか検索して、たまたまお気に入りしてたのを見たんだがね。

 

別にオススメとかで見つけたわけじゃないけども。なんかすごい良いアニメだわ。なんか雰囲気が出ている。良いアニメの雰囲気。

 

なんだろうね。すごいノスタルジーを感じるというか。ちょっと前の1990年代のアニメ的な、アレを感じる。

 

なんだろう、この雰囲気を例えるなら、なんか学校で偶にアニメとか見るじゃん?なんか偶に見れる授業あったじゃん?がんこちゃん的な。

 

がんこちゃんっていうか、なんだろうね。大昔のNHKというか、魔法少女隊アルス的な。なるたる的な。あの時代の感じがするわ。

 

特にOPとED。

学校で流して良いアニメ感

 

そんな曲すぎる。

 

OPは校歌だよな完全に。

 

「その~ちからをし~んじ、あるき~だせばいい~」とかさ。

 

EDはなんかこう、昔のテレフォンショッピングのなんか曲みたいな?なんかすごい時代を感じる。

 

 

 

それでいて、割と無双系だからね。主人公が二人、凡人タイプと天才タイプがいて、それぞれ別のベクトルの強みがあるみたいなさあ。

 

なんか無能力者ののび太くんみたいなポジが天才能力者の転校生によって、能力者の世界に巻き込まれていって、その後のび太くんも結構やべぇぞ?!(無自覚)みたいな。

 

なんか、良い。あんまこういう学校教育系で無双することないじゃん。

 

なんかなるたるとかもそういう、能力を与えられて色々やりますみたいなやつだけど、鬱要素があるじゃん?それが良いっていう部分もあるんだけども。

 

このアニメはその点安心して見れるというかね。

 

能力もので敵も出てくるんだが、割と味方サイドが厚い感じがするというか。

 

鬼滅とか、敵が圧倒的に強いです的な感じの漫画じゃなくて、割と味方サイド安泰だぞみたいな。そういう意味で日常系。

 

 

シチュエーションは「結界師」に似ている。

 

なんかこう、能力モノといえば、主人公とその周囲の仲間だけがその能力を知っている、つまり秘密は子供だけのもの、みたいなシチュが多いけど、

 

学園戦記ムリョウでは、結界師と同じく、大人とか老人も能力のことを知ってますみたいな。

かつなんかこう、結界師の一族みたいに、和風の古風の感じの、なんか代々そういう能力が使える一族がいます的なシチュなんだけどもね。

 

 

なんか結界師が好きな人は見て欲しいわ。なんかバトルシーンのギミック的な部分も結界師に似ている気がする

 

 

なんかこう、その世界では現実と同じように、異能だったり敵だったりは一般的に存在してないということになってるけどその島の人達だけ知ってるみたいな。

 

でも異能を知ってたり扱えたりするからって、その日常では普通の人達みたいに生活があって、世話話みたいに異能に関する出来事について語っているみたいな。

 

異常な世界観なりに日常があるんだなみたいな。彼らにとってはそれが普通なのだと。

 

なんか、こういうの、良いよね。

 

なんかこう、魔法使いとかが、指を鳴らして蝋燭に炎が灯るみたいな。そういう日常敵に魔法を使ってるんだみたいな。ハリポタとかでそういう良さを良く感じる。

 

そいつらにとっては能力は別に特別でもなんでもないのだ的な。そういう日常のシーンを切り取っただけみたいな。

 

なんかこうダイの大冒険とかで技名を叫んで魔法を出すみたいなのではなく、そういう地味な日常でそういう異能を使うみたいなのが、好きだな。ぼかぁ。

 

 

 

まあね、ともかくとして、そういう彼らの子供の日常がありつつも、裏で町内会のなんかこう、異常な世界における大人同士のやり取りみたいなのがある的な。

 

 

あと、割とそういう和風の能力ものに対して、宇宙人という存在をかけあわせたりしてそういう目新しさみたいなのを出してるよな。