ダンジョン飯アニメ化かぁ…うれちいですねこれは。
ダンジョン飯について語りたいんだけども、これタイトルで損してる…してない?
ダンジョン飯っていうね、飯っていう、
ほら、この漫画が発売された時、ちょうどなんか「飯」ブームだったじゃん。ラノベ?とかなろう?とか、漫画とかで、そういうのがアレだったやん。
性欲の次は食欲かよ!
っつってね。
それでこれもさあ、どうせそのブームに乗っかっただけの漫画なんだろ?売れるためによぉ?って思ったら、普通に面白かった。
なんかこの本を構成する要素として2つあって、
1つ目は本筋、
メインストーリーとして、とある事情で急いでダンジョンを潜ります。みたいな話なんだけども、その動機っていうのがね、すごい合理的というか。
なんとなく強さを証明するために、だとか、目的とかないけど、生きるためみたいな、
そういうのじゃん普通は。でもちゃんとね、急ぐ理由があるっていう。
合理性の塊というか、設定の塊というかね。
そして2つ目はモンスター図鑑的な内容
前に俺は、「面白さとは世界観」って行ったけど、つまり世界観とは、その物語内の事象がどれだけリアルか、みたいな話であり、そのために設定ってのがあると思うによね。
例えば指輪物語とか、メイドインアビスとか、本筋とはあんま関係ない設定がたくさんあるわけじゃん?
そういうのがね、好きなんだよね。
それでダンジョン飯もそういう本筋とは関係ない設定、主にモンスター関連なんだけどもね。それがすごい合理的というか、ギミック的というか、
ゼルダの伝説とかハーフライフとか、そういうパズル的な要素があったりして、それをモンスター設定と組み合わせるっていう。そしてそれを飯に繋げるっていうね。
どんだけ作者アタマいいんだっていう。
まあ、普通、そんなにモンスターの設定が話に組み込むことはそんなに無いじゃん。
でもダンジョン飯はちゃんと100%使い切りますって感じなんだよね。ちゃんと設定を使って話を進めますって感じなんだよ。それで色々なピンチを乗り切るっていう。
そこがすごいよね。
あとモンスター図鑑的な設定がメインって言ったけど普通に世界観の設定も作り込まれているというか、
キャラクターの一人が魔法を使うんだけども、それがちゃんとなんというか、論理的だったり、ダンジョンの存在意義とか背景とか、他の冒険者の設定とか、
ちゃんとモンスター設定と飯を話の中心に据えているのに、その周囲の設定もすごいリアリティがあってすげえなって。
あともう一つこの漫画の良いところは、絵が好き。
なんかダンジョンって萌えるじゃん?
あのダンジョンのゲーム的な石畳とか、ゼルダの伝説のダンジョンのギミック的な高低差のある地形とか、そういうのが地味に好きなんだよね。
そういうのをちゃんと漫画内で書いてくれてるっていうね。
なんか好きじゃんそういうの。
ヴィネット的というかさあ。
箱庭的というか、サンドボックス的というか、そういうの好きでしょ?
そういうのを感じられて好きだな。
それで、今回のアニメ化、いやあどういうふうになるんだろうね。
まあそこはPVなんであまりそういうところがよくわからんかったが、でも背景美術とかちゃんとしてるだろうし、期待っすねえ。