いぬやしき。面白いね。
いや今更!?って思うかも知れないけど面白いと思ったんだから仕方ない。
なんかアプリで見れるやつあるじゃん。ピッコマだとかなんとか、
あれで見てるけど面白いわ。ガンツの作者のやつなんだがね。
最近映画とかもやったから知ってるだろうけども、老人がロボットになって戦うみたいな。
これ読んで気づいたが、あれおじいちゃんじゃなくてお父さんなんだよな。それがなんか、なんか切ねえ。
なんか苦労しすぎて老化してるのか病気だからなのか知らんが、普通にお父さんらしい。お母さんは普通の見た目なのに。
まあね。この漫画って結局のところテンプレなんだよね。
なんか家族から嫌われてる可愛そうなお父さんが偶然力を手に入れて、悪と戦うみたいな。難しいところは一切なくて、ただ単純に悪を懲らしめるという感じの作品。
なんか前作のガンツも途中まで見たけども、なんか超能力みたいなところで「え?!なんだこの漫画ドコに向かってるんだ!?」みたいな、そういう脱線を感じて見なくなったけども。
意図してかしてないか知らないが、前作のそういう弱点を完全に克服してる感じがするわ。とにかくわかりやすくて読みやすい、それでいてすごい感情を揺さぶられるというか、エモい。
悪に対して「ムカつくなこいつ」からのヒーロー登場で「やれー!!やっちまええーー!!」っていうね。完全にヒーローショーなんだよな。
必殺仕事人的な、悪を殺す。ただそれだけの話しなんだけども。
とにかく作画がすごい!!
ストーリーがシンプルな文、作画がすごいアレじゃン。リアル寄りの作画じゃん。実際背景は実車っぽいけども。
なんかキャラクターもキモい感じのリアルさじゃん。進撃の巨人の巨人みたいなリアルさなんだが。
だからこそチープな展開であってもそういう濃い味付けがあるからチープに感じないというかね。
あとキャラクターの、その悍ましさ描写というかね。悪側の糞さみたいなのがすごい遠慮してないというか。
ヤクザ編とかも幸せなカップルの女をさらって、即時ヤクをうってレイプとかさあ。
なんかこう、遠慮というか、手心というかね…
普通こういうのってヤクを打たれる前に寸前にヒーロー登場!って感じじゃん。
そういう都合の良さみたいなのがね、まあ一切ないわけじゃないけど、手心がない部分とある部分が入り混じってるからハラハラするよね。さすが青年マンガ。
そういうね、悪いやつがちゃんとクソだから、いぬやしきのヒーロー感といかね、見た目が老人なんだけども、皆読者がすごい犬屋敷の株を買っちゃうというか、
普通見た目はいいじゃんヒーローって。そのうえで精神性が良いみたいな感じじゃん?
でもこの主人公の場合ルックスは最悪なんだが、心がすごい良くて、むしろ見た目もかっこよくね?っておもってしまうっていう。
まあね、とにかく、テンプレなんだけど、そのテンプレをプロがやるみたいな、最強のパンチがただのパンチみたいなね。
全く凝ったこととか小細工とかはセずに、ただ超強力なパンチみたいな、ゴリラのパンチみたいな。そういう作品だな。すごいねこれ。