アイアムアヒーロー…ここ数年で一番おもしろい漫画

 

 

いやマジで、面白い。

 

面白が凝縮されてる。

 

マジで心が叫びたがってるほど面白いわ。

 

マガポケで3感無料だから4だけどもね。読んだけどもね。

 

なんか、昔読んだけどもね、なんか最初の怖いやつあるでしょ。当時中学生とかそのぐらいだったからここで「怖いよぉ」ってなって引き換えしたわけだけどもね。

 

 

今となっては正直何もだから、読んでいったんだけども。

 

すげえわまず序盤から心掴まれたよね。

 

なんか主人公の意味不明なダンス。

 

なんか、多少ムカつくよね。あれ。いきなりそういうの出してくる?みたいな。

 

なんか意味不明な前菜が出てきて、ここのシェフはマナーがなってない!!みたいな、俺の中の柏原的な存在がね。

 

でもなんか今となってはそれがすごい愛おしいわ。

 

なんか主人公いいヤツすぎる。いいヤツっていうか、メンタルが強いというかバイタリティの強さというか、周囲のやつがクソすぎて主人公は普通なんだけど相対的に株を上げていくスタイル。

 

そして一巻まるまる日常じゃん。これも言われてることだろうけどすごいよね。

そしてタダの日常じゃなくてホラーの前日譚的なのを丁寧にやってるというか。

 

なろうの序盤の日常シーンって、読む価値ないと思うわけですよね。読者は無双が見たいのにダラダラ日常見せられてもねって言う。いわざピザの耳的なやつだと思うんだけど、

 

この漫画の序盤の日常シーンは、別にゾンビものとは関係なく面白いっていうね。

ピザの耳が美味しいみたいな。ずっとこれでも良いよみたいなね。てっこと主人公の関係性とか、胸キュンっていうかね、ラブコメでも良いんじゃないのっていう。

 

これでいてゾンビ展開もあるって、お米も美味しいおかずも美味しいみたいなもんでしょ。

 

リアリティとか、気持ち悪さとか、非日常が侵食していく感じとか、下ネタとか、てっこと主人公の関係性とかさあ。とか、

 

人々がなんか異常事態に気が付きつつも日常を無理やりでも通していくみたいなさあ、明らかにおかしいって状況でも、ここでも気が付かないかみたいなさあ。気持ち悪さだったり、

 

そしてこんな気持ち悪い世界の中で、一番の癒やしは主人公っていう。夢というか、希望を持ってて偉い!! 

序盤の印象からすごい変わったわ。キモいダンス踊ってたり幻覚見てたり、ヤクやってるんじゃ?って思ったけど読み進めてるうちに良くやってるよお前は!って気分になる。

 

「かみの溝知る世界」っていう漫画で最初に悪印象を与えたほうが良いみたいなギャルゲー理論が合ったけど、それだよ

 

そういう面白さとか凝縮して日常を描いた上での、一巻最後のアレですよね。

 

そして2感の序盤、てっこ…マジで別れた方がいいって思ったのごめん。読者に「こいつ絶対浮気してるだろ~!!」って思わせてのこれだからね。本当にテッコと結婚したほうがいいよ!主人公!ってなる。まあ手遅れなんですが。

 

あと、多分意図してなんだろうけども、なんというかアンジャッシュ的というか、読者に勘違いさせてみたいなところあるよな。

 

なんかすごい読者のことを見ている感じがすごいわ。

ミスディレクション的というか、「こう思わせて実はこうでした~!!」ってのをすごい感じるわ。

 

例えばオタクみたいなやつとかさあ、「ああいうやつが実は成功するんだよな」みたいな感じで評価を上げてきたり、割といいヤツだったり、「きめえ」と思っている俺がおかしいんじゃないの?みたいな。

最初嫌悪感を持たせてきたやつが実はいいヤツみたいな。そういうのを適度に入れてくるのが良い。

 

なんかあのオタク生き残ってほしいな。いや多分生き残るんだろうね。面白いし。死ぬとしても面白い死にザマを見せつける形になると思うな。なんかオタクだけど意外とヒャッハーしてたりして、女ゾンビをレイプしてたところを噛まれて死亡みたいな。

 

そして、てっこと主人公の関係性はここで終わるんだろうが、もしこの漫画がゾンビものじゃなくて、これからも日常が続くんなら多分さあ、

「てっこは実は付き合ってる間も中田と何回かセックスはしてました~!!」みたいなことしてきそう。そういうやつだよ!!この作者は!!(誰目線だよ)

 

最初生理っていってセックス断ってたし。中田と結婚できないから、二番目に好きな主人公と結婚して、遺伝子は中田のみたいな、そういう托卵とか狙ってる設定だったんだろどうせ!!

 

まあそれはアレかもしれないが。俺の穿ちすぎ。

 

っていうか今調べて気がついたけど、このヒトっておやすみプンプンの作者の人じゃないのか。ウィキ見てたら似た作風を持ってる別人って言ってたわ。

浅野いにおだと思ってたわ完全に。

 

あと今放送してるアンダーニンジャの作者でもあるのか。すごいな。アンダーニンジャも1話見たけどすごい面白かった。天才家?こういうやついるんだよな。面白いやつしか作れないやつ。作中で主人公が嫉妬してたやつじゃん。

 

ともかく、なんかすごいよね。アパートの扉越しのやつとかギミックというかやり取りがすごいし、その後の展開とか、アクション漫画だよな。なんか普通に映画だわこれ。紙で書かれた映画だわ。

 

なんかここで読むの止めたわ。なんか面白が許容量を超えてるわ。面白が許容量を越えると面白を感じ取ることができないから、一旦読むの止めてこの記事書いてる。

 

そして今3感まで無料って、最高かよ。

今2冠の始めまで読んでるけど、この時点で最高。これがあと2回も味わえるっていうね。

 

で、さらにアイアムアヒーロー自体は多分20感くらい続いてるんだっけ?まあ中だるみはするかもしれないが、期待感がすごいよね。

 

 

 

なんかね、こういう序盤のなんか怖いシーンとかもさあ、子供だったから読むの止めたけど、やっぱりこういうところに面白は潜んでるんだなって。

 

なんかクソ面白いグロ映画とか、糞面白いAVとかさあ、そういうのほしいよね。

 

まあ、エログロと言ってもさあ、正直人が作ったものだから怖くないんだよね。

 

「怖がらせるぞ~!!」っていう目的意識があるものは怖くないわ。感じ的に。なんかそういう作者の心を感じるからね。目が優しいじゃん。

 

なんかアイアムアヒーローの序盤のアレも、子供の頃は怖かったけど、今は正直そういうところがあって怖くない。

 

むしろなんか主人公の怖くない妄想のキャラいるじゃん。普通に妄想と喋ってるやつ、アイツのほうが多少怖いわ。主人公にしょんべん書けられてたやつ。矢部だっけ?矢田だっけ? アレのほうが怖がらせようとしてないところが怖い。

 

あとピングーのアザラシも今でも怖いかもしれん。怖いってかキモい。キモい上におもしろくおないわ。