いやー、良かった。
今スリラーバーク編、大体見終わった。
ちなアニメな。(前の記事見ればわかると思うけどジャンプラの無料期間追いつくためにDアニメストアで見てる。でもアニメのほうが楽しいし両手があくので良いかもしれんな)
まあそれはおいといて、
スリラーバーク編の個人的良かったところ
- フィールドのギミック
- 悪魔の実(カゲカゲ、ホロホロ、スケスケ)のギミック
- ブルックの過去
- ナミとカバの友情
- 暴君くまの強キャラ感
- レギュラーキャラの活躍
フィールドのギミック
今回は島っていうか、島っぽい船(バーク)ということでね。
まず
物資に見せかけた照明弾をばらまいて獲物の船をおびき寄せて、口みたいな門で閉じ込めるっていう、
船なのに迷うくらい広い森があるっていうね。そんなん可能なのか?
(そういえばルフィの船も植物が生えているよな。塩害でダメそうなのに。この世界では大丈夫なんだろう)
こんなのリアル的にありえない、ワンピース特有のトゥーン的な感じなんだが、
こういうのみてると面白ければリアリティは必要ないんだなと
最初からギミックが満載で、次にパーティーが2つに分かれて行って、後から続いた強メンバーと先行した弱メンバーとで、同じ相手で対応が変わるというね。
例えば最初弱メンバーでゾンビケルベロスと出会って逃げてたが、後から追ってきた強メンバーがそいつをボコって従えるという。
ゲーム的なTRPG的なのいいっすね。
地味にあの骨だらけの溝の地形好きだな。
そしてゲッコーモリアを倒すために一味たちが城を攻略するために、一部は地上付近を直進して、一部のメンバーは階段状の城を登っていくという、あの地形だったり、途中でオーガが踏みつけて城が壊れるのも良い
ウソップが加入したシロップ島でクロネコ海賊団とバトった坂道とか、空島のルートに沿って動く小舟とかもそうだけど、こういう地形ギミック作るの得意だよなおだっちは。
悪魔の実(カゲカゲ、ホロホロ、スケスケ)のギミック
そして今回の敵の悪魔の実はトリッキーなのが多い。
なんというか、ハロウィン的なシリーズ?で構成されていて、3つとも厄介かつ楽しそうな能力。
カゲカゲはもうチートやんって感じなんだが、モリアの言動から察するに昔は本体も戦闘に加わってたんだろうか。マジ強すぎないか? いや射程圏が広いから本体が隠れてたほうが強い気もするがな。
あと影抜き取って手下ゾンビを作るの、影を取られたやつが死んだら意味ないから結構弱くね?条件厳しすぎる。まあそれは話の都合だし、サブ能力っぽいから仕方ないか。
ってか自分の分身作るだけで強すぎる。アレどうやって攻略するんだよ。下手に小細工するよりも分身だけで戦ってたら絶対負けなかったよな。
わざわざオーズゾンビ作らなくてもっていう。
でもまあゲッコーモリアは下手に知能が高い分色々とやりたく成るんだろうな。俺は怠け者だ的な事を言ってたし、それに足を引っ張られた感あるよな。
オーズに乗り込んで戦ってたのも実質モリア自身が戦ってたようなもんなのにわざわざ代理を立てないといけないというね。絶対隠れてモリア自身の分身で戦えば余裕だったろ。
あと今回、カゲを利用されてルフィを強化してしまったのが敗因みたいなもんだし。
あとカゲカゲとホロホロって、すごい初見殺しゲーなところあるよな。相手からしたらクソゲーすぎる。
赤犬が「わしと貴様の能力は完全に上下関係にある!!」とか言ってるけど正にその通りだよな。っていうかロギア系は物理攻撃基本無敵とかシステムからして相性ゲーにも程がある。
一方一番弱そうなのがスケスケだけど、不意打ちとかできるし、ずっと潜伏してて確実に相手を殺すときだけ動くみたいに、卑怯な忍者ムーブしてガチれば有能なんだよな。
ロギア系に対しても油断している時に致命傷を与えればとか、ジャイアントキリングできそう。まあ漫画的に面白くないからありえないんだがね!
ブルックの過去
正直俺は感動系的な展開はあまりすきじゃない。(というよりも泣いたら負け的な意地がある)だけども、ブルックの暗い過去があることで一層冒険に重みをました感あるよな。
ブルック自身、あるいはルフィ海賊団たちの旅は必ず成功しないといけない、ワンピースを手に入れて帰ってクジラのやつと再開しないといけないみたいな。負けられない戦いがそこにある感じ出てきた。
まあ冷めたこと言うと、ラフィーンの伏線は考えていたわけじゃなくて、「あ、ここつなげられるやん!」ってつなげた可能性、そういうライブ感。自分も創作したことあるからわかるけどそういうとこある。特におだっちは過去キャラ登場させせまくる天才だからな
こういう伏線ってのは繋げればつなげるだけお得なところあるから。伏線が多いほど作者が評価される的な所あるよな。
このすばの作者も言ってたけど伏線を作るだけでいい感じの話ができる。積極的に読み返した時にニヤリできる部分を増やしていけ。
あと過去回想で良かったのは、ブルック自身の長い時間とか、そのエグさを表現できてて、スゴイなと思った。
「あ、今までのことは夢だったんだ!」と思ったら自分が骸骨だと思い出して絶望みたいな。ボロボロの幽霊船の中で仲間の楽しそうな喧騒を感じるとか、死ぬ間際に歌を録音で残すとか、もうできることは全部やった感あるよな。
そしてこういう長い時間を表現できるってすごいなと。
すごいっつーか、作品の重さを表現できるよな
作者は変わるけど藤本タツキのファイアパンチとかバックルックとか、菅本そうたの5億年ボタンとか、時間を表現する手法。地味に注目していますよ。
あとブルックについて、どうでもいいことだけど、一味と比べるとあまり強くないし、後半戦闘面ではあまり目立ってなかったというのが変化球だったよな。
大抵加入キャラって今までの仲間より強いというイメージあったし。どっちかというとゾロのほうが目立ってたし。ブルックのカゲを倒したのゾロだし。でもラスト持っていったのはブルック。変化球変化球。
ナミとカバの友情
まあギャグ的なやつなんだけど、求婚してくるカバゾンビですよ。アレ面白い。
なんでこういう性に奔放な女はネタとして面白いんだろうな。ヤラれる方としては嫌すぎるけど。
あとこのカバゾンビだけなんで操られてないんですかね…
ゾンビだから普通に命令すれば止まるはずなのにな…。
他のゾンビたちは忠誠心持ってるはずなのにこいつだけその枠の外というね。
最初アブサロムと同じく、動物の顔を移植された人間かと思ったが、ゾンビなんだよなコイツ…
ルフィのゾンビでさえ、最初は命令聞かないけど次第に従順になったのに、このカバだけ全くカゲカゲの実の支配能力を完全に克服してるんだが…
まあそれは連載中も突っ込まれたかもしれないからこそ、最後らへんにカゲの持ち主が尋常じゃない精神力を持っているみたいな描写があったのかな…
まあともかくなんで塩を食わせて無力化しなかったのかとかは置いといて、
最後のナミとカゲの持ち主が「あれ?おかしいわね貴方のこと知らないはずなのに…」展開は、ベタだけども絶対やりたいシーンですな。
暴君くまの強キャラ感
強キャラ好き。
強キャラが出てくるってだけでその作品評価される感あるよな。
問題はその強さをどう表現するか、どうチープにならないように読者に感じてもらえるかがキモなんだが。
暴君くまは瞬間移動&触れたらアウトという、強キャラムーブをかましていて、まあシンプルではあるけども演出とか良かったね
まあ空気爆弾で、あのヤバい爆発に対して、全員死なないのか的な、結構弱いなというそういう感覚はあったものの。
まあ手加減していたとかで説明はつくな!
まあここはアニメだったから良かったのかもしれんな。
あと強キャラ感に対して、モチーフが肉球という可愛いの…シュールすぎんだろ。
レギュラーキャラの活躍
仲間が大所帯になっても全キャラに見せ場を出すのも、ワンピースの良いところだよね。スリラーバーク編に限らず。
ゾロは新刀ゲットしてくま相手に仲間救ったしし、ウソップは厄介な敵倒したりそげキングが二重人格みたいになってたし、チョッパーも医者つながりでなんか言ってたし、サンジもナミさん助けたり(その後奪われたけどな!)など
ロビンはやっぱり遠隔能力とか言ってチートすぎるからその分パワーが弱い的なところあったな。強すぎる能力がサイレントナーフされるのは能力モノあるある。
でも服がエロかったのでOKです
フランキーは地味ながら「お前そういうことできたの!?」な回だったな。まあそのくらいできないと戦闘に突いてけないし。
でもアレだな。散々突っ込まれてるだろうけど、ウソップが「俺はネガティブだから効かねえ!」っての。腑に落ちない読者大量にいるだろうな。
確かにネガティブな描写あるけど、言うほどネガティブか?
でもまあでも、単に麦わら海賊団の戦闘員がバカだから効いていた説ない?
相手を軽くうつ状態にさせるみたいな気休めみたいな能力だけども、海賊という基本陽気だったりヤクザ的な人種は、精神的な攻撃が効くみたいな。海賊へのメタ攻撃だった説。
つまりウソップがすごいんじゃなくて、ルフィたちが精神攻撃に弱かった説。(実際ナミやロビンは攻撃されてなかったし、効いてなかったかもしれない)
TRPGでいうところの知能の数値で判定みたいなSA
そう考えると腑に落ちるよな。ウソップも若干知能高いほうだし。
というかホロホロの実も、メインの能力(爆発とか幽体離脱)が強すぎるんだよなぁ…
まあそんな感じでした。
いやーアニメも結構いいですね。