ドラえもんが神作品とは思えない理由

ドラえもんってやたら褒めてくる人いるけど、そんなに面白いか?と思うんですよね

 

いや自分もつまらないとは思いませんけども。

 

100点満点中、せいぜい10点程度の面白さだと思うんですよね。

 

 

いや別につまらないとかではないんですが、その面白さが少ないというか、

 

作画とか、昔の漫画だから昔のノリについていけねえなというのもあるんですけど

 

一番の問題は、なんかドラえもんって、あくまで子供向けじゃないですか。

それがなんか…嫌だなと。

 

なんかこの頃の漫画家って、子供の味方!!みたいな、そういう仮面をかぶっているようなきがするんですよね。

 

なんかそれって嘘じゃないですか。

 

なんか真の名作とは、そういう嘘を全部破壊して、真実だけしか言いません!!ってのが多いと思うんですよね。少なくとも俺はその方が面白いと思う。

 

「人は、悪い人もいるけど、良い人もいるんだ!」「それでも俺は希望を持ち続けたいんだ!!」みたいな、そういうのって全部ウソじゃないですか。

 

そういうのよりも「俺は絶望してるけど、お前を殺して復讐した後に死ぬ!」とか、「人類は醜いから自分が破壊してやる」みたいな、そういうのこそが真実だと思ってしまうんですよね。

 

 

一方、藤子不二雄の他の大人向けの漫画って良いじゃないですか。

なんかドロドロしているというか、ドラえもんが仮面をかぶった藤子不二雄だとしたら、それらの作品って、仮面を取っ払ってその奥に内蔵とか心臓がうごめいているみたいな、そういう作品じゃないですか。

 

なんかそういうのが好きかもしれん。

 

ドラえもんはそういう本心を隠して上っ面の仮面だけで相手されるからあまり好きじゃない。

 

まあドラえもん好きな人は、そういうところは見てなくて、未来道具が楽しいから見ているところがあるんだろうけどさあ。

実際楽しいし。

でももっとオチをブラックにしても良くねと思わんくもない。バイバインとか世界滅ぶじゃん。

 

 

 

なんか、思ったんですけど、そういうブラックよりの作品ってあるじゃないですか、例えばドロヘドロとかハガレンみたいな「この世界は最悪だ~!」「世界は残酷だ」「戦いは甘くないぜ」みたいな感じの漫画って名作は多いと思うんですが、

 

その中においてふと作者が仮面をかぶってしまう瞬間ってあると思うんですよね。

 

前にも書いたけどハガレンで言えば、グリードが「強欲とは仲間を守ることだ!」みたいなこと言ったり、

魔界探偵脳神ネウロは、ネウロが「人間を殺すのは謎が食えなくなるから惜しい」みたいなことを言ったり、

ドロヘドロでいえば、なんかやたら女キャラが男を拒否しだしたり

ポプテピピックの作者が別作品でなんかまともな漫画を書いたり、

ちょぼらうにょぽみ先生が最近育児マンガを書いていたり、

 

なんか、そういうのを見ると、「はぁ~」って思うというか、なんかそれって真実なんか?って思ってしまうというか。

 

まともになっちまったなみたいな。

 

「狂気」を使って成り上がってきたのに、なんか上り詰めた後は急にまともになっちゃったよなみたいな。若い頃は攻めてたのによう!!みたいなさあ。

 

まあでもそのほうが幸せなのかもしれんな。