前、ゆる生態学ラジオとかいうやつで、「腐女子と研究者は似ている」みたいな動画があって、そこで「ヒゲダン」の曲が同性愛をひそかに暗示しているみたいな、そういう話題があったわけです。
小林・益川理論は腐女子の妄想と同じ?偉大な科学者と腐女子の共通点について【雑談回】#199 - YouTube
この回は本当に面白かったから見てほしかったんだけどもともかくそういう話題があった。
それで調べてみたわけですがね、
ヒゲダンのプリテンダー、同性愛の恋愛観という考察 Official髭男dism「Pretender」 | キュレーションドットコム (kaikeipro.com)
これ、ガチじゃん…!
確実にこれホモじゃん…!
まあ簡単に説明すると、このプリテンダーっていう曲は、失恋の曲。
なんだが、MVではちゃんと男女が付き合ってるっていうエンドなわけなんですわな。一見別に失恋してない映像なわけです。
つまり映像と歌詞がすごいギャップがあるってわけですよ。映像はハッピーエンド、歌詞はバッドエンド。
でも歌が良すぎてそれを誰も気が付いてないっていうね。実際いい曲だしな。
でもこれが「同性愛」の曲だとしたら、合点がいくというか、一致するわけですよね。歌詞と映像が。
つまり、「主人公」は「ヒロイン」が好きなのではなく、「男友達」が好きなんだけども、それをしてしまうと社会的に白い目で見られるから、「ヒロイン」と付き合いますみたいな感じの映像なわけです。
だからこそ、最後は思いが成就しました、付き合ったみたいな映像なのにもかかわらず、内容はバッドエンドなわけですわな。
実際MVを見ると、「主人公」の目線が「ヒロイン」とは別のところを向いてたり、明らかに「男友達」の方を向いていたりとか怪しいわけですよね。
そしてさらに歌詞も怪しい「もっと違う世界で~」とか「(普通の恋愛観が)ピンとこないや」みたいな。
さらにタイトルがプリテンダーというね。
「~のふりをするもの」?
普通の失恋ソングにこんなタイトル付けますか?
もし普通のノンケ失恋ソングだとしたら、そんな自分をごまかすようなものじゃなくね? 自分に正直になって、裏切られたんだから、何を偽ってるんだっていうね。
もうこれ確定ぢゃん・・!ホモ確定ぢゃん…!!
やだマジエモい…!!
そういう解釈だとすごい情緒がめちゃくちゃになるな。このMV。
こいつは一生自分をだまして生き続けるんだろうなっていうね。
エモすぎる!!
まあ実際そういう人いそうだよな。
ホモカモフラージュのために普通に結婚してるやつとかいるって聞くし。
そしてちょっと思ったのが、「主人公」の男の趣味悪くね?
「男友達」、髪型がなんかチャラいというか、「え?それカッコいいと思ってるの?」みたいな受け付けない髪型というか。
でもいい奴っぽさがあるよな。表情というか。なんかファッションがチャラいのにやたらイケメンというか優しいやつってたまにいるよな。
というか、ミスリード的というか、一見同性愛の曲に見せないために、あまりイケメンにしすぎると視聴者(腐女子)に気が付かれるから、こういう感じの一見ダサい髪型にしたのかもしれないな。
そして、この解釈に俺の脳は興奮して、いくつか気が付いたことがある
捕捉したいことが3つある。
まず一つ目は「同性愛」ではない可能性、
そして二つ目は「君は綺麗だ」について。
最後に三つめは「主人公は誰なのか」について。
まず一つ目なんだけども、「同性愛」ではない可能性、
これってMVを見れば明らかにあの「主人公」が、あの短髪の「男友達」が好きっていう解釈になるが、
「歌詞だけ」を見れば必ずしもそうではない可能性もあるよなっていう。
例えば「主人公」が、「小学生」を好きだとか、「老人」を好きだとか、そういう「許されない恋」であるならば「同性」に限定はできないわけだろ?
だからこそ、拡大解釈をするならば、この曲は同性愛をうたったものではなく「社会通念上許されない恋」をうたったもの、と考えることもできるよねっていう。
そして二つ目、「君は綺麗だ」についての解釈
ヒゲダンのプリテンダー、同性愛の恋愛観という考察 Official髭男dism「Pretender」 | キュレーションドットコム (kaikeipro.com)
この記事でも言ってたけど、
「「君は綺麗だ」の解釈だけ理解できん」
って言ってるわけですわな。
俺も確かにそれは引っかかった。
この「男友達」のビジュアルはお世辞にも「綺麗」とは言えないわけじゃん。
なんというか、男らしい、優しい感じの顔つきなんだが、「綺麗」っていうものなのか?ホモってそういう感じのほめをするのか?
と思って少し考てたら、「あっ、なるほどね」って納得できる解釈を思いついた。
該当する歌詞を抜き出すとこう。
「それじゃ僕にとって君はなに?答えはわからない。わかりたくもないのさ。たった一つだけ確かなことがあるとするならば「君は綺麗だ」」
これは「主人公」が「男友達」に問いかけている言葉だと解釈してるから、上記のような疑問が生まれたわけだけど、
もしこれが「主人公」が「ヒロイン」に問いかけていると解釈するなら腑に落ちる。
つまり「たった一つ確かなことがあるならば君は綺麗だ」。
これは逆に言うならば「綺麗なだけで、それだけ」って解釈することもできるわけじゃないですか。
つまり「綺麗」という感情以外は持ってない。
綺麗なこと、それだけは確かだけど、好きかどうかはわからないですよ、と。
こう考えると、その前の歌詞も腑に落ちる。
それじゃ君にとって僕は何?答えはわからない。わかりたくもないのさ。
つまり、これはヒロインに問いかけている言葉なわけだから、
「ヒロインは俺のこと好きなんだろうなぁ、でもそんなのあまり理解したくないな、拒絶したいな…」
みたいなそういう解釈。
これどうですか?すごいエモいですよね…!
っていうかヒロインかわいそ…そういう意味でもエモいな…
三つ目、「主人公は誰なのか」について。
つまり、この歌詞を謳っているのは誰なのか?
MVを見てると、「主人公」がそう思ってるみたいな先入観があるが、
ひょっとしたら「男友達」が歌っている曲なんじゃないかという説。
この記事では最初の歌詞だけを切り取って考察してみる
「君とのラブストーリーそれは予想通りいざ始まれば一人芝居さ何時もそばにいたって結局ただの観客さ」
これはこう解釈できる
「男友達」は「主人公」と恋愛関係になる期待をしつつ友達になった。
だがそれは「予想通り」、相手は全くその気はない。一人で相手を片思いしているだけ
そして「主人公」は結局他の女と付き合うことになる。
ああいつも通り僕は「観客さ」
みたいな。そういう感じ。
まあ今のところすべての歌詞を精査したわけじゃないから、ほかに矛盾が出てくるかもしれないが、こう考えても面白いよねっていう。
つまり
「主人公」→「男友達」
ではなく
「男友達」→「主人公」
の失恋だったという解釈なわけですわ。
こう考えると感情的にしっくりくる要素があって、
「主人公」が「男友達」が好きって考えると、「えぇ?そんなやつのどこがいいの?」っていう(失礼)感情になるけど、
「男友達」が「主人公」を好きなら「あぁ、仕方ないね、可愛いからね」っていう謎の納得感があるだろ?
あと「男友達」のほうがホモっぽいし(失礼)
それに前の説で疑問を呈した「君は綺麗だ」っていう歌詞も、「主人公」のほうが美形だからっていう解釈もできるしな。
まああくまでこれはMV込みの仮説ではあるがな。歌詞だけを見ればビジュアルとかないし。
まあそういう感じですね。
なんかこれあれだな。
前に書いた記事で、「夜にかける」っていう曲が実は自殺を~っていう記事を書いて興奮していたけど、アレみたいだな。
こういう考察というか、隠された意図をさがすっていう、オタク的な推理的な(まあ推理というほどの難易度ではないが)、
結構好きやわ~