ふと思ったことが有る。
星新一の小説で、なんかこういう話があった。
なんか肩に鳥がいる世界。機械でできた鶏というか、マスコットがいる世界で、なんかお互い人々はその鶏を介して会話をするという。
例えば、むちゃくちゃ暴言を言っても、その翻訳機械を通して「この度は~まことに~」とか表現を丸くして相手に伝えることができる、というやつ。
(今調べたら「肩の上の秘書」というタイトルだった)
それってなんかあれだよな。今できそうじゃね?って思った。
そして、かつ、それが割りと科学の発展に結構役に立つのではないかと思うわけよね。
どういうことかというと、なんかこう、才能が埋められがちじゃん。社交的な要素で。
例えば、思考力100でコミュ力-100とか、むっちゃ頭いいけどそれを伝えたり信じてもらうことができないってやついるじゃん。プレゼン力っていうか。
そして聞いた話によると、研究者っていうのはコミュ力も必要らしい。
何故かって言うと研究者っていうのは特定の分野に絞って研究するもの
だけどものによってはその複数の分野が必要になる実験なりプロジェクトがあるわけじゃん?
だからそういう論文とかを作るに当たって協力者みたいなのが必要になるらしい
でも、そこにもちゃんとコミュ力みたいなのが影響していて、周囲を巻き込む能力と言うか、信頼度みたいなのもその研究者としての格を上げるためには必要だとかなんとか。
でもさあ、絶対そういう、人見知りだから埋もれてる研究者も絶対いるよあなぁ…
その時に、前述のその星新一の鳥がいたら、解決する問題なのかもしれないわけじゃん。
研究者以外にもさあ、なんかこう言いにくいことっていっぱいあるじゃん。
なんかお小遣い上げてくれよとか給料上げてくれよとか有給使いたいとか、そういう言いにくい要求とか有るじゃん。アイラブユー結婚してくれできちゃったとかさあ……
言いにくいけど言わないといけないことっていっぱいあるよね。
なんかそう考えたわけですよ。
なんかさあ、この星新一の小説「あーあ、人と人との直接的なコミュニケーションがないって、なんてみすぼらしいんだ。機械に頼らないといけなんて間抜けだよ」みたいな悪い印象を与えるよな、そういう皮肉ったような小説んわけですけど、
でも実際のところこれって需要が凄い有るよなって思ったわけよ。
つまり、今のそのAI概念として、AIと人間が対話する、AIがアシスタントとして人間のサポートをしますみたいな感じのやつだけども、
そうじゃなくて、人間と人間がAIを介してコミュニケーションするみたいな、そういう翻訳としてのAIがこれから伸びてくる可能性もあるんじゃねーかと思ったわけですよね。
そういう未来予測。
つまりp2p的な、(p2pって使い方あってるのかな)
マシュマロのすごいバージョンみたいな。
具体的にどういう感じにするかと言うと、まず考えたのは、こう、メガネとか体につけるタイプのデバイスが普及していて、
そして、メール的に相手にチャットを送信するみたいな。
まずはそういうのをイメージしたけど、これはないな。
そもそもユビキタス的にメガネ型デバイスが普及しないといけないわけだし。
普通に自分の言葉で喋るやつのアドバンテージが高い。
目の前にいる人にわざわざチャット贈るって構図がなんか現実的じゃないわ。まあ楽しそうだけども。
それよりも、メールとかチャットとかで伝えたいことが有るけど文面が思い浮かばない時に、アイデアを羅列すればいい感じに文章を組み立てるみたいな機能が標準搭載されてるみたいな?
でもこれって今の技術でもできそうだな。普通にやってそう。
すでにある話だったかもしれない。
また、あるいはそういうプレゼンを肩代わりしてくれるみたいな。AIアシスタントとして、なんかこう、自分が適当にスライドを作ったらそれを調整してくれたり、人口音声でそれをアピールしてくれたりとか。
なんかね、アイデアがよくてもプレゼンが下手だと意味ない、みたいなのってすごい損失だと思うんだよな。ハキハキしゃべらないとダメってなんか納得いかんわ。
そういうの絶対作られるよなこれから。
でも元ネタから少しかけ離れているな
もしリアルで星新一の「肩の上の秘書」を実用化したいと思ったら、メガネ的なデバイスが脳波からそいつが言いたいことを読み取って喋らずに合成音声で伝えてくれる、みたいなタイプになりそうだな。
でもそれすごい未来すぎるわ。脳波からだいたいのことを読み取れる技術は既にあるらしいけど、さすがに言葉を喋るまでは行ってなかった気がする。でも数十年後には行けそうな感もある。それこそAIが得意そうな分野じゃん。
色々な場所で活用されていくだろうね。