うみねこのなく頃に レビュー

うみねこのなく頃にが無料公開されてたので見たのです。

 

【公式】第1話~第26話 うみねこのなく頃に 期間限定本編配信 - YouTube

 

そして思ったのです。面白くね?と。

 

割とね、ひぐらしのなく頃にも俺はあまり評価してないというか、なんかこう、サスペンスと言うか、演出面として評価できる作品では有るけども、ロジックと言うかストーリー的にはあんましというかね。

 

でもなんか小さいときは何故かひぐらしサイコウ神作品みたいな雰囲気になってたのが謎だ。なんかガキ界隈で人気だったわひぐらし

 

そしてその続編?なのかしらんが、うみねこのなく頃にという作品が出て、それをなんかテレビでやってたのだ。

 

それを見て俺は思った。「なにこれぇ」

 

いやなんかメタ的と言うかね、なんで死んだのに生き返ってんの?っていうか再放送みたいになってんの?ちゃんと話進んでるの?みたいな。

 

なんかループものっぽいということは分かったし、なんか魔女とバトラがなんか言い争いをしていて、バトラはなんか魔法を認めようとしないみたいな、この作品の根幹部分は理解できてたけど、やっぱりなんというか、納得イカないというか、腑に落ちない部分があったわけよ。

 

 

逆にそこさえ飲み込めば割りと面白いと思うけどね。

 

まず第一に、タイトル。

 

うみねこのなく頃にって、なんかひぐらしのなく頃にの続編っぽいけど、あんまし関係ない、(ちょっとは関係有るけど全くの別ジャンル)

 

なんかさあ、だったら全く別のタイトルでよくね?って思ったわけさ。

 

でも今にして思えば、どういうことかなんとなく予想が突く。

 

それはひぐらしのなく頃にがすごい大ヒットしたから、次に作る作品もその威光にあやかりたいみたいなところがあったんじゃないかと。

 

つまりひぐらしのなく頃に2とか、そういう名前をつければいいわけだけども、それだと全くの別ジャンルの作品なのにみたいな批判を受けるので、なんか似た名前をつけたと。

 

そう思ったわけで、実際それはある程度効果あったと思うんですよね。

 

だってひぐらし好きなやつは絶対気になるじゃん。タイトルからして。

 

そこで思ったけど、このなんというかね、軍師的といか、上手いな商売が。って思ったわけっすよ。

 

ひぐらしうみねこも、なんかメディアミックスをもちろんしてると思うんだけど、なんかすごいそこらへんもちゃんとしてる、売りさばいてるイメージが有るわ。

 

なんかうみねこも格ゲーとか作ってたらしいし、作品の赤き真実とかそういうのをシステムに組み込んだゲームを作ってたらしいし、そこらへん抜かり無いイメージが有るわ。まあ実際は調べてないから知らんけど。

 

やっぱちょっと気になって調べてみたらそこそこ爆死はしてるらしいな。なんか最近のひぐらしのアニメ化なんか色々言われてたし。

 

うーんでもアレ俺は好きだけどな……頭空っぽにして見られるじゃん。幼女バトルしようぜ!幼女バトル!!って感じじゃん。イセスマ好きだからな俺は。なんかこうアニメって威光じゃなくておバカさが良いと思うんだよな。なんか時々Fateシリーズとか威光的なコンテンツがあるけどさあ。

 

 

まあ良い、そして次は、メタ要素。

 

メタ要素っていうか、若干ネタバレがあるけども、つまりこの作品の根幹と言うかテーマって、いかにバトラに魔法の存在を信じさせるか、っていうやつじゃん。

 

つまり虚構推理みたいに、ファンタジーありの何でもあり前提の世界観で、その上でなんか推理するみたいな。論理パズルをするみたいな。

 

まあ実際やってることは真逆で、虚構推理はファンタジーを誤魔化すっていう感じの論理だけど、うみねこはファンタジーを証明するっていうテーマなわけですわな。

 

そう考えるとすごいしっくりくるというか、面白いと思うわけなんですが

 

そのためにバトラは、なんか物語の外側のメタ的な立ち位置から魔女と論理バトルをするみたいな感じなわけですよね。

 

でも当時俺は、そこんとこをあまり理解してないと言うか、あまり普通のストーリーというか、アニメじゃないから、いきなりぶっ飛んだ展開に思考が追いついてなかったと言うか、腑に落ちなかったわけですわな。

 

でも今はなんか普通の作品に飽きているところもあるから、こういうぶっ飛んだストーリーはいいじゃんってなるわ。なんかそう考えると玄人向けだと思うわ。なんというか、推理小説とかアニメとかのあるあるネタみたいな。

 

 

そして、もう一つ思うのが、「バトラ不利過ぎない?」みたいな。

 

この作品は魔法ありの世界なわけですわな。そしてその魔法を主人公にその存在を認めさせるわけで、

 

主人公は魔法を屁理屈で「いやこう考えれば魔法がなくても可能だ」とか言って存在を否定するわけですが、

 

視聴者としてはすごいバトラが不利なわけですよね。

 

っていうかそもそも、魔法が存在しないっていうんなら、今バトラがいるメタ的な空間は何なんだよっていう。なんで一回死んだのに今生きてるんだっていう。今目の前に不思議なことが起きてるのに、屁理屈過ぎじゃねこの主人公って思ったわけなん諏訪。

 

なんか俺は最強系主人公が好きなので、こういう矛盾というか、弱主人公はなんだかなあと思っていたわけですよ当時。

 

予想できる結末としてはどう考えてもバトラが負ける未来しか見えないわけで、クソゲーなわけですよね。

 

でもこれがアニメである以上、それはつまらないので逆転するはずなんで、それが楽しみでもあるわけですが、

しかし当時はそういうことを考えてなかったので「これ以上やっても意味ないだろ」みたいな思いがあったわ。

 

まあ欲をいうなら、もっとこう、主人公が不利になるけども、なんかいい感じで魔女を倒せそう!!→でも次の回でまた魔女が優勢、さらに主人公が逆転、みたいにそういうターン制を交互に繰り返していけばハラハラできたかもしれない。割とずっと魔女優勢のところ多いじゃん。

その点逆転裁判ってすごいよな。ストーリーが神

 

でもなんかアレだな。なんか「あれ?このアニメクソじゃね?」って思う瞬間と、逆に「おお、面白いじゃん!」ってなる瞬間が交互に来るんだよな。

 

なんかバトルシーンとか唐突すぎるし…中途半端すぎる。なんあんだよ。いらないよそういうの。