アニメとか、創作とかであるじゃん。ピンチとか、危機的状況みたいなやつ
敵に追い詰められて絶体絶命とか、崖から落ちそうになる不安定な足場でオチないように頑張るとか、
あれって読者をハラハラさせるというか、引き込む上で必要というかね、
山あり 谷ありというあ、そういう緩急をつけるために必要じゃん。
でもその時に、俺は楽しめているのだろうかと。
なんかその時に俺は、そのアニメの登場人物に半ばなりきってしまい「こう着たらこう、こうバランスとって…」みたいな、そういう解決するための思考を張り巡らせてしまうわけですよね。
でもそれって脳を酷使するというか、気を張らないといけないというか
もしリアルがピンチならそういうふうに気を引き締めないと死ぬから、全然いいと思うんですけども。でも創作ってそういうのじゃないじゃん？
なんかあれですよね。例えばキャラクターがそういう乱戦とか、そういうバトルとかしている時に、「ヒャッハー！！楽しぃいいい！！」みたいな感じでスタイリッシュに戦ったりするじゃん。
でもそういう時に「いや死角から相手が攻撃しないようにそんな楽しんで戦うとかありえないだろ！常に周囲を警戒しないと！！」みたいな
なんかそういう展開あるじゃん。バトってたと思ったら、こう、背後から切られるみたいな展開あるじゃん？
あのパターンを防ぐためにもっとこう、素早く移動して、もっと周囲を警戒して、みたいに考えちゃうんだけども。
でもキャラクターたちはそういうパターンとか一切考えずに戦ってるわけじゃん。常にそういう危険をはらんでいる状況にもかかわらず、目の前にしか敵はいませんみたいな前提で戦ってるわけじゃん。
まあメタ的にいえば、そういう、背後から切られるみたいなのはやりすぎると少食気味だし、常に背後に警戒しないといけないとかだるいじゃん。そういう描写とかしたくないじゃん。制作者的に。
そして、そういうね、「眼の前にしか敵はいません」みたいな前提で戦うキャラクターたちに、俺が憧れているフシがあるわけですよね。
なんかこう、シンプルじゃん。
シンプルで、こう、それぞれの個性を生かした戦い方をしているわけじゃん？ 常に危険をはらんでいるにも関わらず。楽しんでるんだよ！戦いを！！
そういうね、ちゃんとキャラクターたちは、ストーリーというか、自分の人生を楽しんでるよなあって思うんですよね。
じゃあ俺の場合はどうかというと、そういう常に存在する微小な危険に対して怯えているよね。
まあ今じゃそこまでいかないというか、克服したことだけども、なんかこう、生きてるだけで隕石がオチてきて死ぬ可能性があるわけじゃないですか。
あるいは交通事故だったりさ。色々な危険があるじゃん？
あるいはこの世のものじゃない、なんか幽霊とか呪いとか、裏世界転移とか（２ｃｈとかでよくあるやつ）
それが恐ろしいと思って日々生きていたわけですよね。
人生って一本道じゃないから、そういう分岐もあるわけじゃん。
もし一本道なら、つまり自分に確固たる目的があれば、それに進むっていう意味でいぽん道と表現してるけど、
その目的のために行動して、それ以外は考えなくて良いわけじゃん。
だからこそその分余裕ができて、一点特化できるわけじゃん。
多分成功している人はそういうふうにしてるんだけども、
俺の場合、なんかその一本道の横からなんか危険が現れて駄目になるんじゃないかという危機感を常に持っているわけですよね。
だからこそ、なんかこう、シンプルな人って、羨ましいなと。失敗する道を想像しない人って羨ましいなと。
俺はね、なんかこう、まっすぐ進もうと思っても「いやこっちがいいかな、いやこっちかな」とか言って、わざわざリソースを分散させるわけじゃん。
「この分野は先行き不安だから、でも期待できるから少しやっとこう、これもちょっとやっとこう」みたいな。
でも多分、そういう分散型投資みたいなのは成功しにくくて、一点特価のほうがね、強いわけよ。見てて面白いし。面白いってだけで食ってける世の中じゃん。
だからね、せめて一つとか２つとかに絞りたいなって。３つだな。３つに絞りたいやることを。
